今週の丸山元気!

フィアレス「牝馬同士なら差のない競馬できる」

[ 2014年3月20日 05:30 ]

 今週は3日間合わせて12鞍に騎乗します。少しでも上の着順を目指して頑張りたいと思います。

 ブラウンサターン(金曜1R)はまだ走り方を分かっていないような感じですが、前走の終いの脚は悪くはありませんでした。レース慣れが見込めますし、展開ひとつでもう少しやれてもいい馬です。

 フィアレス(金曜7R)は500万を一度勝っている馬ですからね。展開に左右される面はありますが、牝馬同士なら差のない競馬が可能だと思っています。

 エンジェルキック(土曜5R)はロスなく運びたいので内枠が当たってほしいですね。前走はノメりながらも最後まで差をつめて大崩れしなかったですし、良馬場でできれば更に上位も可能だと思います。

 クリノサンタクルス(土曜10R)は控える競馬で安定してきましたね。状態は良いと聞いていますし、今回も末脚を生かして上位を狙いたいと思います。

 アウラグリーン(日曜2R)は稽古の動きは悪くはありませんでした。テンに行けるスピードがあるので、距離短縮で変り身を期待しています。

 今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解

金曜日(3月21日)

1Rブラウンサターン ☆☆
 2戦目だった前走は大幅に時計を短縮して5着。直線の長い中京に替わるのは好材料で、このメンバーなら上位食い込みも。坂路で好時計をマークし動き抜群のレッドアライヴ、前走は差す競馬で収穫があったランドスター、気難しくブリンカーの効果が見込めるアクシアが上位候補か。

6Rアルマミラク ☆
 4戦全てが2桁着順。叩いた効果と距離延長でどこまで変わるかだが…。長くいい脚を使うコルサーレ、大型馬で叩いた上積みが大きいサンタンドレ、良血馬で素質高いエアマチュールが上位候補か。

7Rフィアレス ☆☆☆
 現級勝ちを含め500万での好走歴は多数。牝馬限定戦、良績の多い左回りに替われば一変しても不思議ではない。前走は厳しい展開だったレッドフォーチュン、堅実なシンワウォッカ、立ち回りが上手なパーティブロッサムが強敵か。

9Rアドマイヤエレノア ☆☆
 芝に戻した近2走が連続5着で悪くない内容。雨で上がりがかかるようなら食い込みも。前走は不利があり大敗したが実力上位のモモトンボ、立ち回りが上手で大崩れがないゴールドテーラー、中京2000メートルで勝ち鞍があるディープストーリーが上位候補か。

10Rデスティニーラブ ☆☆
 近走成績が冴えずダートへ路線変更。伸びずバテずのワンペースな走りと血統からダートで変わる可能性はある。前走は距離が長く折り合いを欠いたクーゲル、決め手上位のサノイチ、ブリンカー着用でもう一押しを狙うレディカリビアンが上位候補か。

土曜日(3月22日)

2Rニシノテレポート ☆
 3戦全て2桁着順。ブリンカーと初ダートでどこまで変わるかだが…。持ち時計が優秀なキングオブタイム、格上馬に先着し動きが変わったレッドメテオ、大型馬で叩いた上積みが大きいサカジロビックが上位候補か。

3Rキンショーキラ ☆
 地方で未勝利を勝ち上がった馬で中央500万での成績が一息。ダート短距離に条件を戻してどこまで変わるかだが…。3戦連続で2着のシャンパンルージュとレディー、安定感が出てきたサイズミックレディが上位候補か。

5Rエンジェルキック ☆☆
 2戦連続で5着だが、前走は控える競馬で崩れなかった点は評価できる。坂のある中京に替わり条件は厳しくなるが、今なら大崩れは考えにくい。終い堅実なレッドレイチェル、レース振りが安定してきたタガノウォーリア、脚質に幅が出てきたヨッテウタッテが上位候補か。

10Rクリノサンタクルス ☆☆☆
 近2走はメンバー最速の上がりを使っているように、完全に差す競馬を習得した様子。追い切りでは好時計をマークし抜群の動きを披露。中京に替わるのも好材料で上位争いは十分可能。去勢効果で安定感が出てきたスマッシュスマイル、左回りは合うタイセイボルト、終い堅実なカムイミンタラが強敵か。

日曜日(3月23日)

1Rヤマタケデュック ☆
 3戦して全て2桁着順。リフレッシュ放牧の効果でどこまで変わるかだが…。先行馬が少なく展開利が見込めるビューティフルラン、長くいい脚を使えるハタノエンジェル、使いつつ調教の動きが良くなってきたシュンドルボンが上位候補か。

2Rアウラグリーン ☆☆
 前走は8着だったが、すんなり先行できたスピードに見所。手薄なメンバー構成で、叩いた効果と距離短縮で前進は十分可能。前走の終いの脚が良かったオリエンタルダガー、堅実なコアクマ、初出走だが水準以上の時計が出ているユメノナカヘが上位候補か。

10Rドリームトレイン ☆
 1000万を勝ち上がった後の成績が一息。夏場に良績があるタイプでもあり一変までは…。好仕上がりで今の時計のかかる馬場も合うラロメリア、ハマった時の末脚が強烈なサトノネプチューン、中山巧者のカフェリュウジンが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬 学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8 日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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