今週の丸山元気!

ダンツプリウス 1800Mに期待感「タメる競馬でどこまでやれるか」

[ 2017年3月3日 16:35 ]

 今週は土曜は小倉、日曜は阪神で合わせて17鞍に騎乗します。

 シゲルクーガー(土曜2R)は前走マクる馬がいて位置取りが悪くなってしまいましたからね。スムーズに運べればチャンスがあると思っています。

 ヤマニンルサリー(土曜3R)は未勝利を勝てる力はあります。当日テンションが上がらなければ楽しみです。

 サバイバルチャンス(土曜5R)の前走はよく頑張っていましたね。連闘でも問題なさそうですし、流れ次第ですね。

 ブレイクエース(土曜7R)は徐々に復調してきています。終いは脚を使いますし、流れひとつだと思います。

 ダンツプリウス(日曜11R)は使いつつどれだけ良くなっているかですけど、今回は1800メートルですし、タメる競馬でどこまでやれるかですね。

 今週も応援をよろしくお願いします。

 【山崎の見解】

 ●土曜日(3月4日・小倉)

 1Rメイショウカリナン ☆☆☆ テンに行けるスピードがあり、距離短縮は好材料。先週併せ馬で先着するなど中間の動きも良く、流れひとつで上位食い込みも可能か。前走の終いの脚が目立っていたスマートメニル、好仕上がりのヴェリタストップ、距離短縮で変わり身を見せたサノノショウグンが強敵か。

 2Rシゲルクーガー ☆☆☆ 前走は内で包まれ、脚を余しての5着。丸山騎手も2度目の騎乗で、スムーズなら上位食い込みは十分可能。小回りは合うダンツゴウユウ、前走は躓く不利があったシンゼンキング、終い堅実なコハクが強敵か。

 3Rヤマニンルサリー ☆☆☆☆ 前走は好位で器用に立ち回り2着と、小回り適性を示す内容。小柄で滞在競馬も合っており、再度上位争い可能。終い堅実なアルテーロ、芝替わりは好材料のフェアリーパウダー、良血馬で素質高いスプレンダークランが強敵か。

 5Rサバイバルチャンス ☆☆☆ 前走は上々の粘りを見せ、勝ち馬とは僅か0.2秒差。連闘になるが滞在競馬なら問題なく、立ち回りひとつで上位食い込みは可能。渋太さがあるウインベラシアス、終いは確実に脚を使うコスモメイプル、チークP着用で集中力アップを計るマイネルエフォートが強敵か。

 7Rブレイクエース ☆☆☆☆ 一戦毎に着順を上げているように、使いつつ本調子に近づいている印象。小倉で現級勝ちの実績があるようにコース適性は十分。流れひとつで上位争い可能。立ち回りが上手なエンヴァール、小回りは合うヒルノサルバドール、距離延長は歓迎のアイファーサンディが強敵か。

 8Rジュヒョウ ☆☆ 小倉1800メートルは1000万でも3着がある舞台。前走は外々を回り6着までだったが、ロスなく運べれば前進可能。先行力があり小回りは合うマイネルサグラ、中央転厩初戦の前走でいきなりメドを立てたウインカートゥーン、一叩きされて気配上昇のプレイヤーサムソンが上位候補か。

 9Rワラッチャオ ☆☆ 流れに乗れなかった前走は後方ままで終わったが、本来はテンに行けるスピードは持っている。過去に500万でも好走歴があり、前々で運べれば変わっても不思議ではない。前走は前が壁になり脚を余したサルドナ、久々も好仕上がりのショウナンアヴィド、いい決め手を持っているビレッジシャトルが上位候補か。

 10Rアドマイヤガスト ☆☆ 勝ち味に遅く、ワンパンチ足りない競馬続き。現状では展開の助けが必要か。堅実なジャストコーズ、長くいい脚を使えるウインブルーローズ、一叩きされて上積み十分のレレオーネが上位候補か。

 11Rオーシャンブルグ ☆ 過去に現級でも2着の実績があるが、休養明けの2戦が一息。叩き3戦目で少しでも前進があればいいが…。距離延長は好材料のレッドウィズダム、粘り強いナムラミラクル、急仕上げの前走を叩き上積み大のタガノヴェリテが上位候補か。

 12Rサウンドドゥイット ☆☆ 前走は大外枠で、なし崩しに脚を使わされた印象。2走前が0.1秒差3着。立ち回りひとつで上位食い込みも可能か。前走は脚を余したトーセンクリス、小倉は相性が良いエイシンピカソ、時計のかかる馬場は合うシェヴェルニーが上位候補か。

 ●日曜日(3月5日・阪神)

 1Rベルエシャンス ☆ まだ気性面に課題が残り、ここまで3戦しているが成績が上がってこない。初ブリンカー着用でどこまで変わるかだが…。3戦連続2着のファームフェイス、久々も好仕上がりのシャプレドサクレ、堅実なスーサンゴーが上位候補か。

 3Rハンズスミス ☆ 新馬戦で3着の実績はあるが、その後の成績が一息。この馬なりに調教の動きは良くなっているが、もう少し力を付けてからか。一叩きされて上積み十分のオルトロス、終い堅実なナムラスパルタクス、安定感が出てきたアウラマイスターが上位候補か。

 5Rケルビン ☆ 最終追い切りの動きは及第点だが、ワンパンチ足りない競馬続き。距離短縮で前進があればいいが…。渋太さがあるホワイトドラゴン、前走は脚を余したテーオーメーテル、長くいい脚を使うスパイクナードが上位候補か。

 7Rアスカノハヤテ ☆☆ 昇級初戦の前走が12着と大敗。初芝と距離短縮で新味が出ればいいが…。自在性があり安定感十分のダイメイフジ、500万なら実績上位のクライムメジャー、自己条件に戻るキャスパリーグが上位候補か。

 9Rテイエムゲッタドン ☆☆ 前走は13着だったが、休み明けに加えて道中落鉄があり度外視できる内容。坂路で51秒台をマークし叩いた上積みは大きく、ハンデ戦で斤量4キロ減も好材料。変わる可能性は十分。相手関係が楽になったタイセイサミット、渋太さがあるティーエスネオ、阪神は相性が良いミエノサクシードが上位候補か。

 10Rマッチレスヒーロー ☆☆☆ 不利があった3走前こそ崩れたが、それを除けば近走の末脚は堅実。手前を替えなかった前走から右回りの阪神に変わるのは好材料で、流れひとつで上位食い込みも。相手なりで堅実なコウエイエンブレム、阪神は好相性のスマートアヴァロン、一叩きされて動きが良くなったウォータールルドが強敵か。

 11Rダンツプリウス ☆☆ 1週前の坂路で50秒台をマークし徐々に復調している印象。距離は守備範囲で、坂のあるコースでの実績も多数。変わる可能性は十分。輸送がカギだが本格化してきたアストラエンブレム、決め手鋭いマキシマムドパリ、阪神替わりは好材料のガリバルディが上位候補か。

 ▽丸山元気 1990年群馬県伊勢崎市生まれ。日本中央競馬会(JRA)の騎手。美浦トレーニングセンターの根本康広厩舎所属。競馬学校25期生。2009年3月1日、中山3Rでデビュー。同年7月11日、札幌2Rでオンザスローンに騎乗し初勝利を挙げた。2011年5月8日、新潟11Rでセイクリッドバレーに騎乗し重賞初勝利。同年10月13日、シェアースマイルでエーデルワイス賞に騎乗し地方交流重賞初制覇。

 ▽山崎啓介 1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社した新米トラックマン。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

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