【叡王戦】藤井叡王「加賀温泉が近くなった」北陸新幹線で来場 伊藤七段と第2局前夜祭に出席

[ 2024年4月19日 19:30 ]

伊藤匠七段(左)と叡王戦第2局の対局場検分に臨んだ藤井聡太叡王(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太叡王(21)=王将など8冠=が19日、石川県加賀市「アパリゾート佳水郷」で、同学年の伊藤匠七段(21)を挑戦者に迎える第9期叡王戦5番勝負第2局の前夜祭に臨んだ。第1局を先勝した藤井は第2局も勝てば、4連覇へストレートで王手をかける。

 同時に、昨秋王座戦第2局からのタイトル戦連勝を17とし、大山康晴15世名人の歴代最多に並ぶ。先手で角換わりの将棋を107手の熱戦で制した第1局を振り返り、「色々課題も見つかった。それを踏まえてよい内容の将棋を指していきたい」と意気込みを語った。

 対戦成績11敗1持将棋からの初勝利を目指す伊藤は「チェスクロック方式の4時間。比較的短い設定なので時間配分を意識したい」と自らに言い聞かせるように話した。

 対局会場は元日の能登半島地震で被害を受け、2カ月休業した。「震災の被害がある中で開催に尽力を頂き、ありがとうございます」と藤井、伊藤も「震災の影響がある大変な状況の中、感謝申し上げたい」とホテル関係者、220人が集った地元ファンへ感謝を述べた。

 藤井は加賀市まで、福井県敦賀市から先月延伸された北陸新幹線に乗車してやってきたという。「加賀温泉が近くなった気がした」。感謝の思いを内容でも伝える話術に、8冠の余裕を感じさせた。

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