「隣人X ―疑惑の彼女―」上野樹里&林遣都が舞台あいさつ 上野「メッセージが詰まった映画」

[ 2023年11月15日 19:56 ]

「隣人X ―疑惑の彼女―」をPRする上野樹里(左)、林遣都
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 女優の上野樹里(37)、俳優の林遣都(32)が15日、大阪市内で「隣人X ―疑惑の彼女―」(12月1日全国公開、熊澤尚人監督)の取材会、先行上映会の舞台あいさつに登場。上野は「謎解きのミステリーではなく、現代を生きる人たちへのメッセージが詰まった映画です。見終わった後、どこが印象に残ったか話し合ってほしい」とPR。林は「まだまだ世の中、捨てたもんじゃないって気づくきっかけになれば。それぞれが感じることがあると思います」と訴えた。

 映画はパリュスあや子の小説「隣人X」を映画化した作品。“惑星難民X”受け入れた日本で、ひっそり暮らす女性(上野)と、スクープを追う週刊誌記者(林)の交流が描かれた異色のミステリーロマンスだ。

 初共演の上野と林。林の地元である滋賀・大津でのロケが多かったそうで、林の家族が観覧に来ていたことを上野が明かし「家族の皆さんと写真を撮ればよかった。スクープの証拠になった」と笑わせた。一方、林は「上野さんがマンスリーの家を借りていて、何かいつも作って食べていた。健康管理されている方だと思った」と暴露。上野は「丸ごと1カ月間、地方だったし、自炊の方がいいと思った」と説明した。

 普段は取材される側の林が週刊誌記者を演じているが「身近にいる記者を一度演じてみたかった」とオファーには即OKの返事。講談社で撮影があり、出版社の空気感を肌で感じたようだ。

 上野は宝くじ売り場の店員役。週刊誌記者との交流には「20代の忙しかった頃は、メディア(の報道)で傷つくこともあった。記者への偏見もあった。その頃なら壁を越えられなかった」と語り、30代半ばになって世の中の酸いも甘いも知り「今回の良子さんの役を演じることができたし、記者である人とラブストーリーに発展するなんて20代の頃なら分からなかった」と自身も変わったようだ。さらにファンには「何のフィルターもかけずに世の中を見つめていくってどんな感じだろうと、この映画を通して自分なりの答えを見つけていただけたらいいと思います」と締めくくった。

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