NHK 番組告知のSNS投稿謝罪「誤解を招く表現、深くお詫び」 出演者「私が使った言葉ではない」指摘

[ 2023年3月19日 15:04 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 NHK広報の公式ツイッターが19日までに更新され、番組告知の投稿に誤解を招く表現があったとして謝罪した。

 3月17日午後6時ごろに投稿した18日放送の「FACES いじめをこえて30min.」の告知内容について、「ご案内について誤解を招く表現がありました。今回のツイートは、番組のご案内としてNHKから発信したものです。関係の皆様に深くお詫び申し上げます」とした。

 番組は、歌手の中村中がかつて受けた過酷ないじめ体験を打ち明ける内容。NHK広報のツイッターでは「【中村中のいじめ】『あ、いたいた、殴り合いしようぜ』『あのオカマいたよ』…こういうこと、言った経験のある人へ 言われたほうは、思うんです。『神様、明日になったら、死んでますようにお願いします』って」という文章が告知として投稿された。

 中村は自身のツイッターで「自分の出演回で責任があると思うし気になったので引用失礼します。私が使った言葉ではなく予告動画にも出てこない言葉がNHK広報のどなたかに加筆され誤解を招きそうな文体になっています。真剣にインタビューに答えたので観て貰いたいですが人の心を逆立てるような宣伝はしないで欲しいです」と指摘。フォロワーからも「出演者が使ってもいない過激な言葉を使って宣伝するの、ひどい」「てっきり中村中さんの発した言葉だと思ったわ 宣伝だとしてもこの加筆は折角の番組にミソを付けてしまった」などと疑問の声が挙がっていた。

 中村は放送後、「番組の理念を丁寧に説明してくださった宮崎さん、長時間に及ぶインタビューを根気強く諦めずに導いてくれた武井さんはじめ、関係者の皆様と作った番組です。トラウマはたぶん一生消えないので心当たりのある人は今すぐいじめをやめてください。NHK広報のどなたかへ。再放送もよろしくお願いします」と改めて投稿した。

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