「ジャニーズワールド」井ノ原社長先頭に次の世界へ 初の演出、東山紀之、堂本光一と力合わせ挑む

[ 2023年1月4日 04:00 ]

ライフルを使ったパフォーマンスを披露するHiHi Jets、美 少年、少年忍者(撮影・沢田 明徳)
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 「HiHi Jets」「美 少年」「少年忍者」ら総勢50人のジャニーズJr.が3日、東京・帝国劇場で上演中の舞台「JOHNNYS’ World Next Stage」(26日まで)の終演後に取材に応じた。舞台の演出は東山紀之(56)、Kinki Kidsの堂本光一(44)に加え、昨年ジャニーズ事務所の子会社「ジャニーズアイランド」の社長に就任した井ノ原快彦(46)が自身初めて担当した。

 故ジャニー喜多川さんのエンターテインメントの集大成と位置づけられ、12年に初上演されたシリーズの最新作。稽古期間は今までの約2倍で、東山の指導のもと、特別なトレーニングを実施した。「HiHi Jets」の高橋優斗(23)は「今までで一番きつかったけど、だからこそ今充実している」。「少年忍者」の川崎皇輝(20)は「お三方の新しい演出、そしてネクストステージにふさわしい作品と皆さまに感じていただける1カ月にしたい」と気合を入れた。

 これまでのシリーズはジャニーさんや昨年10月にジャニーズ事務所を退社した滝沢秀明前副社長(40)が演出を担当。暦をたどり、過去の事件などを振り返るのがテーマだったが、今回は内容を大幅に変更。3人は分担して演出した。東山が担当したのがジャニーさんも大切にしていた戦争のシーン。名場面を再構成し「演じる側もお客さん側も“NO WAR”を共通の認識にしてほしい」とメッセージを込めた。

 井ノ原は、全キャストと面談し「若い子たちの方が将来に不安を持っている」と実感。現代の悩める少年たちが活路を見いだす場面を手掛けた。堂本は殺陣や和太鼓など和の場面を担当。演出の統括も行い「一本筋が通った部分をつくりたい」とジャニーさんからの手紙がコンセプトの新テーマ曲「天からの手紙」を制作。作詞、プロデュースも手掛けており「過去のジャニーさんの言葉から詞を組み立てた」と語った。

 舞台は2部構成で、第2幕はショー。「少年忍者」の織山尚大(19)がグループの新曲の振りを付けるなど出演者も積極的に製作に参加。井ノ原は「ジャニーさんが生きてたら“思いつかなかった”というものをJr.発信でつくるのは良いこと」と手応え。“レジェンド”3人がジャニーズを新世代へ導く。

 ≪小山十輝 お年玉「めっちゃもらいました」≫この時期の話題といえばお年玉。ジャニーズJr.の小山十輝(13)は「めっちゃもらいました」とうれしそうに話した。堂本らのほか「松岡(昌宏)さん、五関(晃一)君、(事務所社長の)ジュリー(藤島)さん」ともらった人の名前を列挙。一方で共演者は「(誰も)くれない」と暴露。高橋は「先輩がいるから…」とあたふた。猪狩蒼弥(20)は「井ノ原さんは先輩として、社長としてのダブルでくれても良いくらい」と訴え、笑わせた。

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