元人気エンタ芸人キック 怪談話パクリ騒動でケジメの番組降板「“降板して”とまで言わせちゃダメ」

[ 2022年9月21日 20:07 ]

キックのツイッターから(@thisispsychic)

 かつて「KICK☆」の芸名で、お笑い番組「エンタの神様」などで人気を博したお笑いタレント、占い師のサイキック芸人キック(42)が21日、YouTubeの生配信番組に出演し、テレビ番組で著作権侵害の恐れがある話をした問題を受け、番組を降板したことに言及した。

 キックは18年放送のCSチャンネル・エンタメ~テレ「超ムーの世界R」の番組内で、「琉球怪談」シリーズなどで知られる作家・小原猛氏オリジナルの怪談話を、作家の許可なく話した。放送を受けて小原氏は今月3日、自身のツイッターで「『超ムーの世界R』シーズン222のサイキック芸人キック氏の話。私は許諾もなにもしておりません」と抗議。「弁護士と協議の上、正式に訴えることにしました」と報告していた。

 一連の問題について、キックは「番組スタッフさんに“こういう本からの話なので、事前許可を取ってもらっていいですか?”という、コンプラの意識がまったく欠落していた」と反省した。前身番組から約8年、出演し続けた番組も降板した。「局からしたら怖いでしょうしね。お騒がせしたというのもあるし、そもそも自分が人から聞いている話をもとに組み立てて話をしている部分もあったから、これ以上迷惑をかける可能性もとか、このまま続けていても大問題が起きる可能性もあるし」と話した。

 降板は自らのけじめとして申し出たという。「何となく“降板して下さい”とまで言わせちゃダメというか、自らすみませんということで辞めさせていただくと(言った)」と説明。「プロデューサーの方も責任取って辞めていますから。本当に申し訳ない話で」とも明かした。

 作者の小原氏には「先生からしたら、“もやもやして眠れない”というツイートもあったので、そういう思いをさせてしまって本当に申し訳ないです」と謝罪し、真摯に対応していく姿勢を示した。

続きを表示

この記事のフォト

2022年9月21日のニュース