大空幸星氏 バス置き去り園児死亡事件に私見「命を預かる仕事というのは年齢による規定は設けるべき」

[ 2022年9月8日 15:11 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 慶大在学中で、24時間無料でチャット相談できるNPO法人を運営する大空幸星氏が8日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)にコメンテーターとして出演。通園バスに女児(3)が取り残され、熱中症で死亡した静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」の増田立義理事長兼園長(73)らが7日に記者会見したことに言及した。

 増田理事長は、5日の事件当日にバスを運転した理事長自身やクラス担任、クラス補助ら複数の職員による思い込みや怠慢などの人為的ミスが重なった結果、今回の事件を招いたと認めた。理事長は、バスを運転する機会が最近はほとんどなかったとし、死亡した河本千奈ちゃんが取り残されていることをチェックできなかったことに「不慣れだった。他の職員に確認をお任せしているので、そこまで気が回らなかった」と話し「(千奈ちゃんがいる)後ろを見ずに、運転記録の作業をした。年齢的に次のことをしたら忘れてしまう」とミスを年齢のせいにする場面もあった。また、千奈ちゃんの印象を聞かれても「(一人一人の)名前までは分からない」と語り「ちなつちゃん」と名前を呼び間違えるなどした。

 大空氏は「園としてずさんな管理態勢だったことは間違いないと思いますね。これ言い方気を付けますけれども、高齢の方でも非常に活躍されている方たくさんいます。もちろん年齢だからダメということはありません。ただ命を預かる仕事というのは年齢による規定は設けるべきだと思います。今回、園長も73歳。バスに乗っていた補助職員の方も70代なわけですよね。やっぱり認知機能の低下もある。会見の中で自分は年齢だ年齢だって年齢を言い訳にしてたわけです、園長は」と指摘。その上で「ですからそういうふうな状況がある中で、まさに運転手がいなくなれば73歳の園長がやらざるを得ないような状況が、保育や社会福祉とかにあるんですよ、慢性的な人材不足」と言い、「こういったことを解決しないと結局、文科省とか厚労省が上からどんどん通知を出しても解決しないと思います」と自身の考えを述べた。

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2022年9月8日のニュース