「ちむどんどん」株爆上がりの金吾・渡辺大知「家に帰ってから、たくさん泣いていることでしょう(笑)」

[ 2022年5月26日 15:10 ]

連続テレビ小説「ちむどんどん」。金吾(渡辺大知)(C)NHK
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 女優の黒島結菜(25)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は26日、第34話が放送された。

 <※以下、ネタバレ有>

 朝ドラ通算106作目。タイトルは沖縄のことばで「チム(肝=心胸・心)が高鳴る様子」「胸がドキドキする」という意味。映画「パッチギ!」「フラガール」などで知られ、2014年後期「マッサン」を担当した羽原大介氏がオリジナル脚本を手掛ける。今年、本土復帰50年を迎えた沖縄を舞台に、沖縄料理に夢を懸けるヒロイン・比嘉暢子(のぶこ)ら個性豊かな4きょうだい、本土復帰からの歩みを描く。

 第34話は、良子(川口春奈)が金吾(渡辺大知)の求婚を受け入れ、両家の顔合わせが行われる。しかし、その場に思いがけない人物が乱入し、てんやわんやの大事件に発展…という展開。

 乱入したのは博夫(山田裕貴)だった。

 良子に過去の男“中村”がつきまとってるとし、製糖工場を営む金吾の父・銀蔵(不破万作)に“手切れ金”10万円を要求していた賢秀(竜星涼)。銀蔵から「あれが中村か?話つけたんだろうな?」と聞かれ、初対面の博夫に対し「中村!今さら、何しに来た、中村。あきらめの悪い男やさ、中村。もう二度、良子の前には近づかないと、あれだけ約束したのに。全く中村という奴は。黙れ、中村。良子は結婚を決めた。おまえは自分のだらしなさのせいで、チャンスを逃してしまった」と芝居を打つ。いきなり中村と呼ばれ、訳が分からない博夫だったが、事態をのみ込み「その通りです。僕、だらしない。臆病で勇気もない。でも、どうしても、もう一度だけ、良子さんとお話がしたくて」と食い下がった。

 賢秀「もう遅い。こちらの喜納さんは製糖工場の大金持ち。おまえとは月とスッポン。住む世界が全然違う。分かったら、さっさと帰れ。貧乏人」

 博夫「帰りません!僕は一介の教師です。金持ちじゃないし、家も取り立てて裕福じゃない」

 賢秀「だからよ、誰もおまえの話とか聞きたくないわけ。今すぐ帰れ。良子とはキッパリ別れたんだろ?」

 博夫「別れてない!」

 賢秀「何?別れてないわけ?

 博夫「別れるどころか、まだ付き合ってもいません」

 賢秀「だったら、なおさら。おまえは全く何の関係も」

 博夫「関係はあります。それは、良子のことが、好きだから!だけど、僕の家は古い家で、つまり昔から順序とか役割とか立場とか、そういう前時代的なことを重んじる家で。おまけに僕も長男で、つまり家を継ぎ、墓を守っていくということが生まれた時からの宿命で、つまり…」

 賢秀「つまり、つまりって何が言いたいか、さっぱり分からん!良子はもう喜納金吾君との結婚を決めて、幸せになろうとしてるわけ。おまえはまだプロポーズも」

 博夫「結婚したいんです!」

 賢秀「ダメ!認めん!じゃあ、おまえ、良子を幸せにできるのか?間違いなく幸せにすると約束できるか?良子はよ、良子はよ、生意気で偉そうで口うるさいけど、オレの大事な大事な大事な大事な妹なわけよ!幸せにできるのか、中村!」

 博夫「幸せにします。必ず、幸せにしてみせます!良子、オレと結婚してくれ。お母さん、お願いします。良子さんを僕に下さい」

 良子「(涙を流しながら)ぽってかす。なんで今さら、もう遅い!うちが今までどれだけ、遅すぎるよ!金吾さん、ごめんなさい。あなたと結婚することはできません。私は石川博夫さんと結婚します(博夫に抱きつく)」

 金吾「(博夫に)良子さんを、良子さんを必ず!幸せにしてください。お願いします」

 荷物を持って家を出た賢秀は、ひと仕事を終えたかのような表情。再びどこかへ旅立ったのか。

 放送終了後(午前8時16分)には「#ちむどんどん」がツイッターの国内トレンド1位、「金吾さん」が2位、「ニーニー」が14位、「善一さんが」18位、「金吾くん」が19位に入る反響となった。

 敵に塩を送った金吾の株は“爆上がり”。番組公式ツイッターに公開された渡辺の音声コメント「撮影現場できいてみた」は以下の通り。

 ▼喜納金吾を演じてみていかがでしたか?「金吾という男はですね、本当に好きな人への気持ちが一途で、その気持ちに全くウソがないんですよね。すごく純粋がゆえに、その気持ちがまっしぐらになっちゃって、他が見えなくなるところがあって。だから、良子さんにとってはもう、ワチャワチャとやかましいヤツみたいな存在ではあるんですけど、どこか憎めないところもあって。その純粋さみたいなものが長所にもなってくれたらいいなと思って演じました」

 ▼突然、博夫が現れたシーン。金吾はどんな気持ちでしたか?「ハラハラでしたね(笑)。これは一体、何が起こっているんだって。パニックみたいな感じなんですけど、そんな純粋な金吾だからこそ、石川さんと良子さんがピュアな思いをぶつけている姿に感動して、この2人は一緒にいるべきじゃないかなと思える場面だったなぁと思います。だからね、家に帰ってから、たくさん泣いていることでしょう(笑)。でも、心の底から祝福していると思いますよ、金吾は」

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