坂上忍 セカオワSaori“日本の性教育は遅れている”に「学校任せってよろしくない…各家庭と両輪で」

[ 2022年3月14日 13:38 ]

坂上忍
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 俳優の坂上忍(54)が14日、MCを務めるフジテレビ系「バイキングMORE」(月~金曜前11・55)に出演。4人組バンド「SEKAI NO OWARI」のSaori(35)が自身のインスタグラムを更新し、幼少期に痴漢被害にあっていたことを告白したことについてコメントした。

 Saoriは「知らない男性に『ズボンのチャックを一緒に閉めてくれないか』と声をかけられたのは、6歳のとき。『一人で閉められなくて困っていた』そう言われて、私は男性と家の陰へ行った。男性の息は荒くて、違和感を感じたけれど、人助けだと思ってチャックを閉めた。でも家に帰ったとき、間違ったことをしたかもしれない、と急に不安になった。怒られるかもしれない、と思って親に言えなかった。同じような経験がある人は一体どのくらいいるだろう」と、過去にあった出来事を記した。そして「私たちの国の性教育は、遅れている。私は子どもの頃、自分の身体を大切にする方法や、自分の身体が感じるものを認めてあげる方法を知る機会がなかった。それは今でもあまり変わっていない。2022年になっても『性行為』とは何なのか、何に気をつけてどう考えるべきなのか、学校で教えてはいけない規定がある」と、自身の見解を述べた。そして「教わっていないのだから、分からないことも失敗することもあるだろう。でもその責任を取り、社会から糾弾され、傷付いている女の子たちは多い。男女平等がどれだけ実現されているか示すジェンダーギャップ指数は、156カ国中120位。システムから変えていく必要があると思っています」と、訴えていた。

 坂上は「何でもかんでも学校任せって僕はよろしくないと思ってるんですよ。特に子供のことに関して言ったら、守らなきゃいけないのは親だと思うので、性教育って言ったらやっぱり子供を守ることなわけじゃないですか。そうしたら各家庭でちゃんと責任を持って伝えることは伝える。でも学校も教えることは教えるっていう両輪じゃないとね」と自身の考えを話した。

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2022年3月14日のニュース