森永卓郎氏 プーチン大統領は「変われない」 自論展開でロシアへの“強い経済制裁”呼びかけ

[ 2022年3月14日 22:42 ]

経済アナリストの森永卓郎氏
Photo By スポニチ

 独協大教授で経済アナリストの森永卓郎氏(64)が14日、TOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に生出演。ウクライナへの侵攻を続けるロシアのプーチン大統領(69)について「人間って年を取るほど変われなくなるんですよ。だからプーチン大統領を心変わりをさせるっていうのは無理なんだと思います」と自論を展開した。

 森永氏は番組内でG7によるロシアの貿易優遇取り消しについて「これは一つの効果はあると思うけど、一番ロシアに制裁しようと思ったら、ロシアの輸出の半分はエネルギーなんです。だからロシアからの石油、天然ガス、石炭とかの輸入を止めればもの凄いインパクトがあるんですけど…それをすると“返り血”を浴びるので欧州も日本も踏み切れていないっていうのが現状です」とコメント。ロシアへの“強い経済制裁”を呼びかけた。

 月曜コメンテーターを務める杉村太蔵氏から「この経済制裁っていうのは、ああいう専制国家“独裁者”に対して何か意志を変更させる手段としてこれまで機能したのかどうか」と疑問の声が上がると、森永氏は「だけどロシアの輸出をそのままにしておくと、特に石油とか天然ガスはストレートに政府の元へいって、それが戦費になってしまっているんです。だからそれは止めないといけないと思います」と説明。

 続けて森永氏は「ただ中国が一種の“抜け穴”を作ってしまっているので中国には輸出できてしまう。それでも(最近は)若干弱ってきた気はするんですが…」と問題点を指摘した。

 さらにプーチン大統領については「プーチン大統領はこの数年で変になってしまったっていう意見を言う人もいるんですけど、ロシアの専門家に聞くと昔からああいう残虐な人だったんですって。人間って年を取ると変われなくなるんですよ。私の周りの70代近い人達なんかもそう。だからプーチン大統領を心変わりをさせるっていうのは無理なんだと思います」と自論を展開。

 それでもロシアへの経済制裁については“必要”とし、輸入禁止へ及び腰になっている日本政府へ対し「東日本大震災の後に計画停電とかやったじゃないですか。だから1割ぐらい省エネが出来れば何とかなるんですよ。足りない部分は米国とかから融通してもらえばいい」と助言した。

続きを表示

芸能の2022年3月14日のニュース