森山直太朗「トラウマ級の経験」だった「エンケンさん」とのコラボ 「ゾーンに入られてしまって…」

[ 2022年3月14日 12:32 ]

森山直太朗
Photo By スポニチ

 歌手の森山直太朗(45)が13日放送のフジテレビ「Love music」(日曜深夜0・30)に出演。同局の音楽番組で「トラウマ級の経験」をしたことを明かした。

 デビュー20周年を迎えた森山のスペシャルとして放送され、これまで出演した同局の音楽番組を中心に足跡を振り返った。

 2004年から2014年まで放送された「僕らの音楽」では様々なミュージシャンとコラボ。しかしオファーされた当初は「当時とがってて、コラボはしないんで…とか言ってて。今は全然ハモりますよ~!って感じなんですけど」と苦笑しながら回想した。

 フォークシンガーの友部正人と「こわれてしまった一日」をコラボし、「音楽的バイブルな曲を一緒にさせていただいたのは夢のような…豊かな一時が流れていましたね。ほんと夢なのかなって思った」と振り返った。

 さらに、2008年にはシンガーソングライターの故・遠藤賢司さんとコラボ。「死ぬ前に走馬灯の一つとして流れてくるんじゃないかっていうくらいトラウマ級の経験でしたね」と衝撃的な体験だった様子。

 遠藤さんの代表曲で、発売当時の社会情勢を歌い、社会に大きな衝撃を与えた「カレーライス」(1971年)をコラボする案が持ち上がったが、フォーク界のレジェンドとのセッションに「あの名曲をやろうと言われて。絶対無理ですって何度も断ったんだけど…。僕がどうだというよりも、エンケンさんはテレビ出るんですか?と。どうなるかわからないじゃないですか」としり込みしていたという。それでも「だけど、(スタッフから)『大丈夫、絵は見えてる』と言われて、じゃあ超念願だしやらせてくださいって」とコラボが実現した。

 「リハーサルもやらせていただいて、収録時のイメージもみんなで共有して始まったんだけど、本番のテイク、エンケンさんがもう自分ゾーンに入られてしまって。ギターソロが始まっちゃって。延々終わらない。俺は『ほら、言ったじゃん!』ってどうなるんだろって思って。それでオンエア見たら、そのアウトロでエンドロールを流すっていう…」。当時の映像でも遠藤さんのギターソロに、必死についていく森山の姿が映っていた。一方で、「バランスをとらずに音楽をそこで表現しきると。それで番組として策を練ったというのがすごいなと思って」と振り返った。

続きを表示

2022年3月14日のニュース