「ぴったんこカン・カン」18年半の歴史に幕 安住アナ涙「本当に寂しい」安住さん&米倉さんトレンド入り

[ 2021年9月24日 21:59 ]

TBSの安住紳一郎アナウンサー
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 TBSの安住紳一郎アナウンサー(48)が司会を務めた同局のバラエティー番組「ぴったんこカン・カン」(金曜後8・00)は24日、午後7時からの3時間スペシャルで最終回を迎え、2003年4月のスタート以来、18年半の歴史に幕を閉じた。安住アナは最後のあいさつで感極まって涙し、声を詰まらせた。

 放送終了後(午後10時15分)には「#ぴったんこカンカン」がツイッターの国内トレンド2位、「安住さん」が10位、「米倉さん」が40位に入るなど、反響を呼んだ。

 番組最後のあいさつ。安住アナと一緒に番組をスタートした女性チームキャプテンの久本雅美(63)は「ありがとうございました」と涙。「本当に18年半、ありがとうございました。私の自宅まで公開したので、どうにか責任を持っていただいて。誰か一緒に住め、コノヤロー」と最後は笑いを誘った。

 安住アナは「本当に寂しい気持ちでいっぱいですけれども、また新しい挑戦(朝の新情報番組の総合司会)をということで、私のわがままを今回は皆さんが聞いてくださることになりました。皆さんの思いを胸に、また日々頑張りたいと思っています。またどこかでお会いできる日を楽しみにしています」とよどみなかったが、万感の思いがこみ上げ「本当にありがとうございました」と涙声で感謝した。

 最多ゲスト出演63回を誇る女優・泉ピン子(74)が登場。男性ゲスト出演回数1位の俳優・香川照之(55)と2位の俳優・大泉洋(48)がバラエティー初共演を果たした。安住アナは気心の知れた女優・米倉涼子(46)と“ラストツアー”へ。18年半の集大成となった。

 番組は、久米宏(77)が司会を務めた「ぴったしカン・カン」(1975~86年)のリメイク版として03年4月にスタート。安住アナが豪華ゲストとロケに繰り出し、ざっくばらんなトークをしながら素顔を引き出してきた。ロケ先のハプニングをクイズ問題にし“金曜夜の顔”として不動の人気を誇った。

 安住アナが10月から朝の新情報番組「THE TIME,」(月~金曜前5・20~8・00)の総合司会(月~木曜)に決まったことが終了の大きな理由。番組関係者は「毎日早朝から仕事をするため、ロケに出る時間がなくなる。出演を続けることは不可能になった」。別の司会者による番組継続も検討されたが、最終的には終了と判断。「大物ゲストの相手をできるのも安住さんだからこそ。他に司会の適任者はいない」とした。

 7月に行われた10月改編説明会においては、瀬戸口克陽編成局長が「この番組はこれまでTBSのバラエティーの顔として長きにわたり、皆さんに愛された番組でありますが、昨年からのコロナ禍で飲食店へのロケが難しくなり、番組本来のパフォーマンスを十分に発揮できなくなったことを踏まえて終了となった」と説明。

 後番組として、笑福亭鶴瓶(69)と今田耕司(55)が司会を務めるバラエティー「ザ・ベストワン」(金曜後8・00)が10月から放送される。

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