茂木健一郎氏が提言 国へのサポート求め「すべての親ガチャが『当たり』になるような社会にしよう」

[ 2021年9月22日 15:17 ]

茂木健一郎氏
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 脳科学者の茂木健一郎氏(58)が21日に自身のYouTubeチャンネルを更新し「すべての親ガチャが『当たり』になるような社会にしよう」と、提言した。

 SNSなどを中心に話題となっている「親ガチャ」。生まれる際には親を選べず、自分がどんな境遇で生まれるかが運任せであることから、ガチャガチャになぞらえた表現だ。茂木氏は「この『親ガチャ』って言葉が流行っているのは、すごく心が痛くて。ただ思うのは、それぞれの親は個性を持っているわけですよね。個性っていうのは、長所と欠点が表裏一体となったもので」と、語り始める。

 「勉強のこととかになってくると、社会全体が子どもを育てるのが大事だと思うんですよ。学校に行きたい子はちゃんと、国とか社会の側で支援するとか広いサポートをして。そうすることで、『親ガチャ』という言葉が無くなって、親を大事にする気持ちが増えていくと思うんですよ。つまり、社会のサポートがあると『親ガチャ』で出てくる個性が愛するものになっていくと思うんですよね。『親ガチャ』がはずれじゃなくて、全部当たりにならないといけないと思うんです」と訴えた。

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