野村邦丸アナ 元ニッポン放送アナの故・深沢弘さんから特訓の思い出「手厳しいことも言われました」

[ 2021年9月9日 11:45 ]

元ニッポン放送アナウンサーの深沢弘氏
Photo By スポニチ

 フリーアナウンサー野村邦丸(64)が9日、パーソナリティーを務める文化放送「くにまるジャパン 極」(月~金曜前9・00)に生出演し、8日に85歳で死去した元ニッポン放送アナウンサーの深沢弘さんとの思い出を語った。

 「ニッポン放送ショウアップナイター」のプロ野球中継などで知られた深沢さんは、1600試合以上も実況。数々の名場面を伝えた名物アナだった。

 野村アナは同局でアルバイト時代、深沢さんとの間に忘れられない出来事があったという。「学生時代にニッポン放送で競馬中継のアルバイトをやっていて。厳しい方だったんですけど、採用試験を受ける前の日に、東京競馬場のパドックの中継室に、『ちょっと野村、来い』って言われて、新聞2紙くらい持って、深沢さんが横に座って『読め』と。淡々と読み始めたら、小一時間かな?特訓でしたよ」。他局の採用試験を受けるにも関わらず、熱心に指導してくれたことを明かした。

 野村アナが独り立ちした後も、「手厳しいこともずいぶん言われました」という。文化放送で野球中継を担当していた際にもアドバイスをくれたそうで、「『ちょっとこの間、お前の放送を聞いたけど、あそこ違うぞ、お前。解説者の聞き方はこうなんだ』と。局の垣根を越えて、まあ影響力がめっちゃあったんですよ」と振り返った。

 深沢さんは同学年の巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(85)と、現役時代から親交が深かったことでも知られた。野村アナは「原辰徳監督が現役時代に絶不調だったとき、長嶋さんのお宅に原辰徳さんを連れて行って、そこで内緒の内緒なんだけど、ジャイアンツから離れていた長嶋さんが原さんを毎日、特訓したという話もあるんですよね」と、2人の関係の深さを示すエピソードを披露した。

続きを表示

2021年9月9日のニュース