青木理氏 安倍前首相&菅首相はコロナ禍に「政権を投げ出すようなことをしてしまった」

[ 2021年9月5日 16:25 ]

東京・赤坂のTBS社屋
Photo By スポニチ

 ジャーナリストの青木理氏が5日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。安倍晋三前首相と菅義偉首相の政権について言及した。

 新型コロナウイルスの感染拡大による医療態勢のひっ迫についての討論の中で、青木氏は「こういう状況なのに国会も開かず、政治はほぼ政局モードに入っていて機能不全状態になっちゃってる」と指摘。そして「安倍、菅政権の9年を振り返ると、当初から憲法に緊急事態条項が必要だとか、国民の安全と命を守るのが政治の役目だって言ってたんだけれども、いざ本当に国民の安全と命が危機に瀕したらやったことがすべて後手後手でピント外れで検査も増えない、病床も感染者が増えるとあっという間に破裂しちゃうような、医療崩壊状態になってしまうような状況になってきて、しかもお二人とも危機の最中に言葉は悪いですけど政権を投げ出すようなことをしてしまったということ」と自身の見解を述べた。

 そして「我々は本当に考えなければいけないのは、大きな与党が選挙で負けても政権から引きずり下ろされることはないという状況だと、こういう緊張感のないような政治が続いてしまう」と言い、「なのでいざとなったら、こんなにみっともないという状況になったら政権から引きずり下ろされるかも知れないんだという状況を国民が選挙でつくらないと、政治というものが良くなっていかない。表紙だけ変わればコロナ対策も何もかも良くなるんだということはあり得ないということを考えて、我々も厳しい目で政治を見つめて投票に行くということが必要」と自身の考えを話した。

続きを表示

2021年9月5日のニュース