望海風斗「ワタナベエンターテインメント」入り 元宝塚雪組トップ“令和の越路吹雪”「第2章」幕開け

[ 2021年7月21日 05:31 ]

ワタナベエンターテインメントへの所属が決まった望海風斗
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 宝塚歌劇団の元雪組トップスター、望海風斗(のぞみ・ふうと、37)が、大手プロ「ワタナベエンターテインメント」と来月1日付で専属契約を結ぶことになった。圧倒的な歌唱力を誇り「令和の越路吹雪」と形容される実力派。今後は舞台をメインにしながら、幅広いジャンルで活躍していく意向だ。

 宝塚では希代のワルやテロリスト、ギャングなど、強烈なキャラクターを難なく演じ分け「平成・令和を代表するトップスター」と評された。特に伸びやかで声量の大きい歌声は、宝塚が生んだ大スターの越路に例えられるほど。コロナ禍で当初の予定より半年遅れた今年4月に退団し、ファンの間では「個人事務所を設立するのか、芸能事務所に入るのか」と注目されていた。

 複数の芸能事務所の争奪戦の末に勝ち取ったのは、幅広いジャンルのマネジメントで知られるワタナベエンターテインメント。お笑いトリオのネプチューンやお笑い第7世代を代表する四千頭身、俳優の瀬戸康史(33)や志尊淳(26)、AKB48の柏木由紀(30)、女性ボーカルグループのLittle Glee Monster、林修(55)やクイズ王の伊沢拓司(27)ら多数の人気タレントが所属している。

 20年間宝塚に身を置いた望海は今後、さまざまなことにチャレンジしたいという思いが強く、各所にネットワークが広くノウハウもある同社を選んだ。同社所属の宝塚OGは真飛聖(44)愛加あゆ(33)に続いて3人目となる。

 来月2日から全国4都市を回るコンサートツアーを開催する。ほかにも大きな仕事が決まっているといい、望海は「皆さまにワクワクしてもらえるような活動ができるよう、第2章も頑張ります」と意気込んでいる。(飯尾 史彦)

 ◇望海 風斗(のぞみ・ふうと)1983年(昭58)10月19日生まれ、神奈川県出身の37歳。01年に宝塚音楽学校に入学。03年に宝塚歌劇団に89期生として入団。17年に雪組トップスターに就任。19年、フジテレビ「FNSうたの夏まつり」で山崎育三郎と「闇が広がる」を歌い話題に。昨年4月、ナオト・インティライミがプロデュースした「夢をあつめて」を配信リリースし、iTunesチャートで1位となった。1メートル69。

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