古舘伊知郎 「報ステ」大越健介キャスターは「ベストな人選。任期は長くなると思う」

[ 2021年7月19日 10:00 ]

新著「MC論」発売に関する合同インタビューに臨んだ古舘伊知郎
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 新著「MC論」を8月16日に発売するフリーアナウンサーの古舘伊知郎(66)がこのほど都内で合同インタビューに応じ、10月からテレビ朝日「報道ステーション」のキャスターを務める元NHKの大越健介氏(59)について「ベストな人選。大越さんの時代が来る」と語った。

 自身は2004年から16年まで「報道ステーション」のキャスター。大越氏は10年から15年までNHK「ニュースウオッチ9」のキャスターを務め、ライバル関係のような時期もあった。

 古舘は「大越さんは記者でジャーナリスト、東大出身、野球部で投手。ニュースアンカーとして全てがそろっている。私みたいに丸腰で報道に行った人間とは違ってエリート」と指摘。大越キャスター時代の「ニュースウオッチ9」を見ていたこと明かした上で「本当に凄い人だと思った。偏った意見は言わない。例え反対意見があっても遠回しに言う。筑紫哲也さんのように包容力がある人だと思って見ていた」と話す。

 最近、放送業界の関係者と会話した際に「素晴らしい人選」との考えを伝えた話も披露。関係者は「ネームバリューの点でどうか?」と疑問視したが、古舘は「今のネットの時代に、それは関係ない。ネットでニュースになって騒がれれば『見てみよう』となり、見る前から『いいね』を押すような時代」と反論したという。

 大越キャスターを支持する根拠は、時代との親和性。「今、視聴者はキャスターに過激な発言を望んでいない。生放送で政治家とけんかすることを求めていない。大越さんがやると聞いた瞬間に私自身が見たいと思った」と強調。「大越さんの任期は長くなると思う」と推察した上で「私は、報ステに大越さんが来るまでのつなぎだったのか!?」と冗談を飛ばした。

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2021年7月19日のニュース