志らく 音楽関連4団体の共同声明に理解も「オリンピックをやるというと結局こういうふうになる」

[ 2021年7月12日 18:04 ]

落語家の立川志らく
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 落語家の立川志らく(57)が12日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月曜~木曜後3・30)に期間未定で月曜日の助っ人パーソナリティーとして生出演。日本音楽事業者協会(音事協)など音楽関連4団体が、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止が相次ぐライブ活動に関する共同声明を発表したことに関連して、開催迫る東京五輪についてコメントした。

 4団体の共同声明は緊急事態宣言の発令、及び「まん延防止等重点措置」の一部期間延長が決定し、音楽フェスなどのイベント中止が相次いでいるなかで、改めて政府の対処方針・自治体のルールを守りライブ活動を行う権利を確認しているもの。志らくは「オリンピックをやるというと結局こういうふうになるんだなと。音楽をやる権利はあるし、我々だって落語をやる権利はある。映画や演劇、いろいろなイベントを開く権利は当然あるんだけども」と前置きしたうえで、「今までは感染対策をいろいろ考えたうえで開いていたのが『オリンピックをやるんだから俺たちだってやらせろよ』って当然出てくる。『オリンピックをやるんだから路上で飲んで何が悪いんだ』って全然違う話でも、短絡的に結び付けてきますよ」と推測。

 「これからオリンピックが始まるのにどうなるんだろう?って。今までは『日本頑張れ!』って選手にどんどん感情移入していったものが、今回は私を含めて『やって良いの?本当にやるの?』という感じで。無観客っていう事態だって異常でしょう?」と志らく。「果たしてそんなオリンピック。各ワイドショーはこれから変わっていくから…手のひらを返したようにオリンピック万歳!オリンピック万歳!になるんだろうけども…」としたうえで、「恐らく私は(コメンテーターを務める)『ひるおび!』で無口になると思いますけどね。ほとんどしゃべんなくなる」と言及した。

 志らくは以前、同番組で「選手個人としては凄く応援もしているし、素晴らしい競技を見たらば素直におめでとうと言いたいのはあるけれども…でもやっぱり(オリンピックの)中止反対をずっと言ってきたから、ブレずに期間中もずっとその目で見ていきますね」と断言。改めて、選手の活躍を素直に称賛することも、五輪開催でのコロナ禍を懸念することコメントもできないとし、「だから(番組を)休むか、黙るかのどっちか」と締めくくっていた。

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2021年7月12日のニュース