橋下徹氏 赤字必至の五輪収支に「IOCと交渉したらいい…IOCは莫大なお金が入ってくるんですから」

[ 2021年7月12日 10:00 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が12日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長が11日のNHK「日曜討論」で、収支に関して「チケット収入は900億円を想定していたが、ほんの何十億円程度に激減する。収支が整わないのは間違いない。大会後、どう処理するか重い課題について協議する必要がある」と述べたことに言及した。

 武藤事務総長は、五輪が首都圏1都3県などで無観客開催となった経緯に関して、小池百合子都知事の「決断」が大きな流れをつくったとの認識を示した。大会運営収支の赤字は必至で、財政負担を巡り早くも“なすりつけ合い”の様相を呈している。

 MCの谷原章介(48)に「都が負担するのか、国が負担するのか、まだ決まっていませんが税金の方で薄く広く負担することになるんですかね?」と聞かれた橋下氏は「結局はそうですね。都民なのか、国民なのか。これは無観客という方向性を取ったんであれば、その負担は都民、国民が負わなければいけないということですよね」としつつ、「ただそこは僕はIOCと交渉したらいいと思うんですよ。IOCは莫大なお金が入ってくるんですから、ちょっとくらいこっちに回せというような交渉をやっていいと思う。日本の政治家にしたって組織委員会にしたって、もっと強気にいかないと。(交渉役は)武藤事務総長、あとは開催都市責任者の小池さんないしは政府。IOCにもうちょっと強く言ったらいいと思います。契約上どうかっていうのは別ですけどね」と自身の見解を述べた。

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2021年7月12日のニュース