「相棒」20周年の幕開けはVR操る黒幕に迫る 水谷豊「まさに“今の時代”」

[ 2020年8月26日 05:00 ]

0月からスタートすることが決まったテレビ朝日「相棒 season19」に出演する水谷豊(左)と反町隆史
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 テレビ朝日の人気ドラマ「相棒」の最新シリーズ「相棒 season19」が10月にスタートする。

 2000年に「土曜ワイド劇場」内の単発枠として始まり、今年で20周年。記念イヤーの幕開けを飾る初回スペシャルでは、水谷豊(68)演じる杉下右京と反町隆史(46)扮する冠城亘のコンビが、最先端の仮想現実(VR)を操る黒幕に迫る。

 12年のシーズン10で「クローン赤ちゃん」作成を巡る捜査を行ったり、15年のシーズン14では右京が人工知能(AI)と対決。20年の間に起きた実社会での技術革新とともにドラマ内の事件も多様化してきた。

 昨年10月から今年3月にかけて放送された前シリーズでは「ドローン爆弾」や、監視カメラの映像をねつ造する技術「ディープフェイク」が登場。今回は、現実の世界を捜査しても全く手がかりがつかめないというハイテク犯罪の謎解きだ。現実とVRを行き来する、これまでのシリーズにはない展開が見られる。

 水谷は「まさに“今の時代”に起こり得る出来事、という感じ。本当に考えられないようなことが起きるんですよね、今回の第1話は!」と興奮気味。現在、初回の撮影に入っており「台本を読んだときにも、これは芝居をしたらどうなるんだろうと思ったのですが、今はもう楽しくてしょうがないところに入ってます」と手応えを感じている。

 水谷とのコンビが6年目となる反町も「他の作品ではなかなか見たことがないようなことばかり」と話した。
 屈指の長寿ドラマとなり水谷は「シリーズが始まったときに生まれた子供が、もう19歳になっている」と感嘆。「登場人物たちは常に“今”を生きているんですよ」と話す。その神髄が堪能できるシリーズになりそうだ。

 《新レギュラー女将・森口瑤子“華麗なる人脈”》今シリーズから森口瑤子(54)が新レギュラーとして加入する。家庭料理店「こてまり」の女将・小出茉梨役。元は赤坂の芸者・小手鞠(こてまり)として、内閣官房長官や各界著名人からひいきにされていた人物。その“華麗なる人脈”が、右京や捜査の進行にどのような影響を及ぼすのかも見どころだ。

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