伊勢谷友介、高校設立で“既存の学校ひっくり返す” コロナ禍の中、高校生のオンライン教育支援も

[ 2020年5月21日 22:05 ]

伊勢谷友介
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 俳優の伊勢谷友介(43)が21日放送のフジテレビ「直撃!シンソウ坂上」(木曜後9・00)に出演し、自身が学長を務める「Loohcs(ルークス)高等学院」について語った。

 昨年、伊勢谷が自ら発起人となり開校したルークス高等学院。名前の由来は「スクール」を反対読みにしたもので、既存の学校をひっくり返すという意味が込められている。生徒数は、3学年あわせて35人の少人数指導。制服・クラス分け・校則もないという。学校のコンセプトは「15歳から学ぶ大学」で、生徒が好きな科目を自由に選択でき、各界から50人以上の特別講師が教壇に立っているという。

 坂上から「いろいろな理由で学校という枠にはまらない、はまりたくないみたいな子たちも多くルークスの門を叩いている?」という質問に、伊勢谷は「今までの教育って、一次元的な人間をつくるにはすごく便利。工場みたいに大量の人間が同じ動きをするってことに対して教育する場合にはとても向いている時代だったし、教育だった」と分析。「ただ、今の時代になった時に、経済的な成長だけが我々の社会の成長じゃなくなってしまう」と意見を述べた。

 また、伊勢谷はコロナ禍で学習機会を失った高校生100人にパソコンとネット環境を無償で提供するため、クラウドファンディングを立ち上げ支援を行っている。「日本は先進国だと思われているかもしれないが、教育の中でコンピューターを高校生が持っていない。このことを大人として『恥ずかしいと思え』と。未来の日本国、人類の力を落としているっていう状況で。今生きている大人ができることを絶対やらなきゃいけない」と支援を訴えかけた。

 発言の自由についても語り「先日の『芸能人だからそんなこと意見するな』っていうのはとんでもない話。『芸能人の前に人間だろ』っていうことなんです」といい「人間のコミュニケーションの話をしているときに、立場で物事を言って押さえつけるのはマイナス。とにかく言わせて失敗することをたくさん経験して。成功を一つでも得られるような社会環境を、皆さんとこの時期に作られたらいいと思う」と展望を語った。

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2020年5月21日のニュース