桝井論平アナ「最愛の弟」小島一慶さん悼む「脱“しゃべる機械”」で戦った仲間

[ 2020年4月27日 05:30 ]

小島一慶さん死去

小島一慶さん
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 TBS時代の先輩で、小島さんが目標にしたフリーの桝井論平アナ(80)は「最愛の弟のようにかわいがってきたから寂しいね。根性があって、優しい人だった」としのんだ。

 70年代までのアナウンサーは「しゃべる機械」という立場だった。「ただ台本を読めさえすれば良い時代に、私や久米宏、小島一慶やその下の大沢悠里は“アナウンサーは自分の言葉でしゃべるべきだ”という戦いを始めた。その仲間だった」と振り返った。

 中でも小島さんはずばぬけた才能を持っていた。「感情や思いの丈をそのままマイクにぶつけた。それが時代にピッタリと乗った。時代が呼んだアナウンサーだった」。今やアナウンサーが自分の言葉で話すのは当たり前。その草分けだった。

 最後に会ったのは2年前。「何も変わってなくて私の体を気遣ってくれた。若い頃からヘビースモーカーで、オシャレな洋モクを吸っていた。肺に良くなかったのだろうね」と残念がった。

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2020年4月27日のニュース