「JIN-仁-」MBSでも再編集版放送 29日から計6日 TBSでは2桁視聴率記録

[ 2020年4月27日 05:00 ]

MBSで再編集版が放送されるドラマ「JIN―仁―」
Photo By 提供写真

 MBSは、大沢たかお(52)主演で2009年と11年に日曜劇場枠で放送したドラマ「JIN~仁~」計22話を再編集して29日午後1時55分から1日3時間ずつ、計6日にわたって放送する。11年放送分の平均視聴率24・4%(関西地区、ビデオリサーチ調べ)はここ10年の日曜劇場で13年の「半沢直樹」の30・1%に次ぎ、一昨年の「陸王」の20・5%を超える2位。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同局が訴える「おうちにいようよ」や「STAY HOME]も推進するとして期待している。

 ドラマはある事件をきっかけに江戸時代へタイムスリップしてしまった現代の脳外科医・南方仁(大沢)の活躍を描く。コレラ、麻疹、梅毒。当時流行した感染症に立ち向かう姿は、治療薬がまだ開発できていない新型コロナウイルスと格闘する医療従事者と重なり、共感を呼びそうだ。

 「神は乗り越えられる試練しか与えない」。今回の放送決定を受け、そうコメントした大沢。18日から3週連続での放送を先行して開始したTBSでは、いずれも午後2時からの放送で18日が平均11・6%、19日は11・1%(関東地区)とゴールデン帯並みの数字を記録した。

 作中のナレーション「隔離と予防が感染を弱めたようだった」はまさに現代に通ずる。番組制作上、ロケやスタジオでの収録に影響が大きいコロナの終息は、同局に止まらない各局の切実な願いでもあった。

続きを表示

2020年4月27日のニュース