「ミス日本」52代目GPに慶大生・小田安珠さん すでにフリーアナとしても活動 憧れはミタパン

[ 2020年1月20日 16:44 ]

「第52回ミス日本コンテスト2020」ミス日本グランプリを受賞した小田安珠さん
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 「第52回ミス日本コンテスト2020」(スポーツニッポン新聞社後援)が20日、東京・新宿の京王プラザホテルで開催され、最終選考に残った13人から、小田安珠さん(21=慶大文学部人文社会学科3年)さんが52代目のミス日本グランプリに輝いた。

 壇上で名前を呼ばれ、驚きの表情を浮かべつつ、目を潤ませた小田さん。「純粋に驚きが先にやってきて、少し遅れて喜びもやってきた」とその瞬間を回顧し、「今は一番、責任感を感じている」と身を引き締めた。「日本の伝統文化を伝えることはもちろん、特に、私は日本橋育ち。江戸っ子って感じでこのようにかしこまっているのが自分でも見ても笑っちゃうぐらい。地元日本橋の活性化に何か力になれれば」と前を向いた。

 授賞式では母を見つけられていないと笑っていたが「明るくなってから手を振ってくれた」と明かした小田さん。「(母の)顔を見ると泣いちゃそうだったので、見ないようにしました」と照れ笑いを浮かべつつ、「きょうやっと胸を張って、母に目指してきてよかったと言えます!」と感無量の表情を浮かべた。

 美容の秘けつは「よく食べて、よく動くこと」とキッパリ。「私は海に触れることが大好きで、週末はサーフィンをしたり。夏は週2回ぐらい海に行って体を動かしています。(食べ物は)私がお魚が大好きです。小さい頃は父と一緒に土日は朝6時ぐらいに起きて、お魚を食べに旅行に行くんです。それが大好きだった」と懐かしんだ。

 大学では考古学を学んでいる。現在、「関東地方における人物埴輪(はにわ)」をテーマに、卒業研究を進めており、「とっても面白いので埴輪の楽しさもお伝えできたら」と笑顔を見せた。

 昨年まで「BSフジニュース」で学生キャスターとして全国放送でニュースキャスターを務めてきた才女。すでにフリーアナウンサーとして活動している。アナウンサーを目指したきっかけは「自分の声や話し方で自信がなくて」通ったアナウンススクールだった。そこからオーディションで学生キャスターとなり、貴重な経験をした。

 憧れのアナウンサーはフジテレビの三田友梨佳アナウンサー(32)。「毎晩毎晩『(FNN Live News)α』を見て勉強しました」とニッコリ。「報道に携わることによって、皆さんの毎日のお役に立つことがとってもやりがいのあることだなと思った。もちろん、ニュース番組にも興味がある」としつつも「自分がその場所に行ってリポートするというお仕事にも興味がある。そこで、今学んでいる考古学の知識を生かせたら。特に、歴史番組に興味があって、日本をフィールドに勉強しているので、いろんな日本のまだ知られていない歴史のあるところに行って、こんなに興味あるんだよと楽しく視聴者にお伝えできたら」と意気込み。「バラエティーのお仕事もぜひやってみたい」とも。「幼い頃からいろいろなものに何でも体当たりで挑戦していくような性格なので、ミス日本という自覚は忘れず、自分で体当たり企画といいますか、『ミス日本もこんなこともやるんだ!』っていうような、皆さんをびっくりさせるようなこともしたい」と意欲を見せた。

 ミス日本「水の天使」には中村真優さん(21=独協大法学部総合政策学科2年)、ミス日本「みどりの女神」には井戸川百花さん(19=中大経済学部経済学科2年)、ミス日本「海の日」には森谷美雲(みう)さん(20=山形大人文学部社会学3年)、ミス日本「ミススポーツ」には田中絵梨果さん(22=慶大環境情報学部環境情報学科3年)、ミス日本「ミス着物」には青木胡杜音(ことね)さん(19=日本工学院専門学校蒲田校)が、それぞれ選ばれた。

 女優の山本富士子(88)藤原紀香(48)らを輩出した伝統ある、日本最高峰の美のコンテスト「ミス日本コンテスト」。今回の応募者は2525人で、決定コンテストには全国4地区から選ばれた13人が参加。水着審査、ドレスなどに加え、自己PR、質疑応答などを経て、「利他の心で行動する健康美人」をテーマにミス日本にふさわしい女性が選出された。 

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