チョコプラ 大ブレークの裏に1人の女性の存在…「相談できていなかったら芸人を辞めていた」

[ 2019年6月3日 22:50 ]

「キングオブコント」の第12回2019大会開催決定会見に出席した「チョコレートプラネット」長田庄平(左)と松尾駿
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 お笑いコンビ「チョコレートプラネット」が3日放送の日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」(後9・00)に出演。人気絶頂にある彼らが、実は解散危機にまで陥っていたことを明かした。

 2018年、IKKOや和泉元彌のモノマネや“TT兄弟”などで大ブレークを果たしたチョコプラ。2017年は90本だったテレビ出演回数が、2018年には200本に。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている。

 現在、芸歴14年目と中堅の域に達している2人。結成3年目でキングオブコントの決勝に進出するなど、早くから実力は認められていたが、どうしてもブレークの域にまでは至らず。渡辺直美やジャングルポケットなど、チョコプラの後輩たちが次々と結果を出していった。

 そんな2人を陰で支え続けたのが、よしもと幕張イオンモール劇場の支配人を務める星座庸子さん。長田庄平(39)は「今の俺らの芸人としての立ち位置とか悩みを全部分かっている状況で聞いてくれる人って星座さんしかいなかった」と、その信頼感は絶大だった。

 星座さんは2人の実力を認めていたものの、なぜか結果の出ない日々。長田は「(チョコプラ2人の)歯車が合ってない状態。負の連鎖ですね」と当時を振り返っていた。

 行き詰まったチョコプラの2人は、星座さんに“業界のタブー”を持ち掛ける。松尾駿(36)は「『会社やってくれないですか?』と本気で言いました。星座さんが(よしもとを)辞めたら速攻で付いていきます」と、禁断の独立話をぶっちゃけていた。

 そこで星座さんが出した答えは「会社を辞める選択肢はない」ということ。しかし、2人を突き放しはせず、できるだけチョコプラを劇場に立たせるように手をまわしてくれた。松尾は「月で多い時、20日近く出ていた」そう。1度もアルバイトをすることなく、コントに集中させてもらったことで、ステージの経験値はどんどん上がっていったという。

 長田は「(星座さんは)要所要所で助けてくれる。死にそうになった時に現れる」と感謝するばかり。2人にとって星座さんはまさに“救世主”というべき存在だった。

 松尾は星座さんのために書いた手紙の中で「あの時、星座さんに相談できていなかったら芸人を辞めていたと思います」と、涙ながらに告白。「星座さんからの仕事ならなんでもやるのでわがまま言ってください」と、星座さんへの感謝の気持ちを伝えた。

 さらに星座さんも2人のためにしたためた手紙を読むことに。ネタを書く長田の才能を絶賛しながら「その長田くんの面白さに欠かせないのが松ちゃんという存在。印象的な多様な声と表情豊かな顔。松尾駿というおもちゃを存分に長田庄平がいろんな形に改造して世に出している感じ…って、語っちゃうくらい好きなんです」と、チョコプラの魅力を存分に表現。「私だったらチョコプラをもっと理解できる」と考えたこともあったようだが、幕張の支配人という立場上、他の芸人を放っておくことはできない。星座さんから「勝手にチームチョコプラとして今後も変わらないスタンスで近くにいさせてください」というチョコプラ愛全開の言葉を聞くと、2人の目から涙がこぼれ落ちていた。

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2019年6月3日のニュース