実績十分の二階堂ふみが朝ドラヒロインのオーディション受けたワケ

[ 2019年6月3日 17:53 ]

NHK連続テレビ小説「エール」ヒロイン発表会見に登壇した主演の窪田正孝(左)とヒロインの二階堂ふみ
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 NHKは3日、来年春にスタートする俳優・窪田正孝(30)主演の連続テレビ小説「エール」のヒロインが女優の二階堂ふみ(24)に決まったと東京・渋谷の同局で発表した。二階堂は朝ドラ初出演。2802人が参加したオーディションで選ばれた。全国高等学校野球選手権大会の歌「栄冠は君に輝く」などで知られる作曲家の古関裕而(こせき・ゆうじ)さんをモデルにした物語で、二階堂は歌手としても活躍した妻の金子(きんこ)さんを演じる。

 主演の窪田はキャスティングで決まったが、二階堂は今年3~4月に行われたオーディションを勝ち抜いた。二階堂は共演する窪田の印象について「以前ご一緒させていただいたときに、すごく誠実でまっすぐな方なんだなと印象があった。それでいて、繊細さもあり、大胆なところもある方なんだなと思っていた。今回の裕一さんはピッタリなんじゃないかと思っております」とコメント。

 自身の音楽に関する思い出には「オーディションで歌うことがあったんですが、すごく練習したので、これで音楽に関する思い出がたくさん増えた」と語った。

 朝ドラは初出演も、大河ドラマは2012年「平清盛」、14年「軍師官兵衛」、18年「西郷どん」に出演。既に輝かしい実績があるが、オーディションを受けた一番の理由を聞かれると「ぜひこの作品に携わりたいと思った。いろいろな苦悩がありながらもいろんな方々に勇気を与えた古関さんという方の奥さんだったので、これはぜひやりたいなと思った。隣で一緒に支えあって生きる女性を演じたいなと思って、オーディションを受けさせてもらった」と答えた。

 オーディションで演じたシーンについて「1次は台本をいただいて、2人で演じて、2次は事前に台本をいただいて、そこで初めて歌を歌わせていただいた。『長崎の鐘』を歌わせていただいた。大丈夫だったのかなと思いながらだったが、すごく貴重な体験をさせていただいて、だからこそ、絶対にこの役は演じたいと思いました」と振り返った。

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