キムタク“悪の教官”役 冷徹に生徒を追い詰める「今までに味わったことがない作品」

[ 2019年6月3日 04:00 ]

フジテレビ開局60周年特別ドラマ「教場」で警察学校の教官役を演じる木村拓哉
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 俳優の木村拓哉(46)が、来年1月に新春特別ドラマとして放送されるフジテレビ開局60周年作品「教場」(2夜連続放送)で主演を務める。演じるのは警察学校の教官役。冷徹に生徒たちを追い詰め、恐怖で震え上がらせる“悪の教官”だ。

 原作は、長岡弘樹氏のベストセラーとなった同名ミステリー小説。過酷な警察学校の中でさまざまな思惑を持つ生徒たちの秘密やトラブルを教官が暴いていく。表面上は物静かだが、裏では生徒たちを鋭く観察。警察官に向いていないと判断した生徒に冷たい態度を取り、徹底的にはじき出す。

 木村はこれまで検事、美容師、スポーツ選手、総理大臣など幅広い役柄で“ヒーロー”を演じてきた。今回は一変、謎めいたダークな“ヒール”役だ。

 今月1日にクランクイン。教官役は初ということもあり数カ月前から役作りに取り組んだ。警察学校に視察に訪れ、警察官としての所作を学ぶ訓練にも参加。「クランクインするずいぶん前から、すぐ10分後にでも撮影を始めたいという気持ちでいました」と気合十分だ。

 「おそらく見たことのない、味わったことのない作品になると思うので驚く方が多いのではないかと思います」ともコメント。「キャラクターを自分なりに掘り下げながら、みんなで一緒に作り上げていきます」と新境地に挑んでいる。

 脚本を手掛けるのは同局の「踊る大捜査線」シリーズで知られる君塚良一氏。平成のヒットメーカーがタッグを組み、令和初の新春にどんな世界を生み出すのか注目が集まる。

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2019年6月3日のニュース