奈良県住みます芸人に就任、桂ちきん「今後、鹿のネタも増やしていきます」

[ 2018年11月19日 13:02 ]

奈良県住みます芸人に就任する桂ちきん(中央)が師匠の桂きん枝(左)と生駒市・小紫雅史市長を表敬訪問
Photo By スポニチ

 5代目・奈良県住みます芸人に就任する桂ちきん(33)が19日、師匠の桂きん枝(67)と生駒市役所に小紫雅史市長(44)を表敬訪問。ちきんは会見で「将来、奈良で落語祭をやりたい」と目標を掲げた。

 ちきんは大阪・松原市出身で、奈良産業大(現奈良学園大)に通学していた。さらに祖父が奈良・吉野出身。父が3年ほど前に生駒市内の古民家に転居するなど、奈良県とは縁も深い。自身も9月から父と同居し「噺家になって10年。新しい挑戦をしたい」と奈良県住みます芸人としての決意を語った。

 この日は噺家と“ハナシカ”をかけて、鹿の角の被り物を持参。「“ハナ・シカ”で花は間に合いませんでした」と笑わせた。自身の持ちネタ8本には「鹿政談」もあり「今後、鹿のネタも増やしていきます」と意気込む。23日には「よしもと芸術文化祭in生駒」の素人名人会で審査員を務め、住みます芸人としての活動を開始。師匠のきん枝から「素人として出るんか?」とツッコまれるシーンも。「奈良だけに(審査員で)鐘を鳴らします」と東大寺のアピールも忘れてなかった。

 来年3月に「四代目 桂小文枝」を襲名するきん枝は「10年ですが、まだまだ。これを機に勉強して。(生駒の)たけまるホールを満員(収容800人)にするぐらい頑張ってほしい」とエールを贈った。

 「奈良県住みます芸人」は過去に初代が解散した「アルドルフ」。二代目が林家笑丸(44)、三代目がゆりやんレトリィバァ(28)。今後は四代目の「十手リンジン」十打卓(33)、西手隼人(30)とともに奈良県を盛り上げて行くことになる。

続きを表示

2018年11月19日のニュース