劇団民藝俳優の鈴木智さんが死去 84歳

[ 2018年7月18日 14:54 ]

 劇団民藝俳優の鈴木智(すずき・とも)さんが今月10日午前11時、両肺の胸膜炎・呼吸不全のため東京・世田谷区内の病院で死去した。84歳だった。劇団民藝が18日、発表した。

 葬儀は近親者のみで執り行われた。喪主は妻の舞鶴華(まづるか、劇団民藝俳優の久保まづるか)さん。

 鈴木さんは1934年6月7日生まれ。宮城県出身。54年に劇団民藝水品演劇研究所に入り、劇団民藝俳優教室を経て、64年に劇団員になった。初舞台は64年の「遠い凱歌」。民藝での主演作は68年「斬られの仙太」真壁の仙太郎役、80、81年「夜明け前」(第1、2部)青山半蔵役、2010年「どろんどろん―裏版『四谷怪談』―」長谷川勘兵衛役など。最後の舞台は13年4月、木下順二作「夏・南方のローマンス」(「神と人とのあいだ」第2部)参謀。

 劇団外では兵庫県立ピッコロ劇団公演「わたしの夢は舞う〜會津八一博士の恋〜」に會津八一役で主演した。

続きを表示

2018年7月18日のニュース