大橋純子 初期の食道がん公表「まだに信じられません」

[ 2018年3月15日 15:29 ]

会見を行った大橋純子
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 「シルエット・ロマンス」の大ヒットで知られる歌手の大橋純子(67)が15日、都内で会見を開き、初期の食道がんを発表した。ステージは「1ぐらい」だとし、自覚症状はない状態。治療のため、4月から年内は休業するという。

 2月後半の定期検診で見つかったといい、現在の状態は「痛みも特に無いです。食欲もあるし、ご飯も食べられますし、一昨日もステージをやってきましたが、普通にやった」とし、「まだに信じられません」と心境を吐露。「手遅れではない状態で見つかったことを幸運だとし、とりあえず、一時休業させていただく。次に望みをかけたい。皆さんにも次に期待していただきたい」と訴えた。

 まだ治療スケジュールなどのスケジュールは「見通しは立っていません」としながらも、「(不安や心配は)山のようにありますが、先生のこうしてはどうだろうという方針が出てから、主人と話し合って方針を決めて、とりかかって行こうと思う」。患部が食道ということで声帯などへの影響も心配されるが、医師から「問題はない」と言われたと言い、「体力の回復のみと言われています」と話した。

 家族の反応については「両親は他界しておりますし、主人と一緒にとりあえず、頑張っていこうよねと力づけてくれています」とした。

 4月以降の活動は治療のため休業に入る。45周年目前での大病に「運が悪いとは思っていない。これを含めて生き様が試されているのかなと思っています」とし、「できるだけ早く復帰し、来年は普通にステージに立っていたい」と話した。復帰時期については「今年いっぱいの中で何とか戻れるのかなと踏んでいるが、ちょっとそこはわからない」とした。

  大橋は1974年にアルバム「フィーリングナウ」でデビュー。「たそがれマイ・ラブ」(78年)がヒットすると、「シルエット・ロマンス」(81年)は累計55万枚を売り上げた。その後も、精力的に活動を続け、「愛は時を越えて」(92年)も20万枚のヒット。来年デビュー45周年を迎える。最近は45周年に向けて未発表公演を含むホールツアー、ディナーショーなど約15本が計画されつつあった。また、年末からレコーディングに備え、打ち合わせが進行中だった。

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2018年3月15日のニュース