年俸8000万Jリーグの「天才」元日本代表 現在は日給6000円で暮らす日々

[ 2017年7月18日 20:17 ]

サッカー元日本代表の礒貝洋光さん(2008年撮影)
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 サッカー元日本代表MF礒貝洋光さん(47)が18日放送のテレビ東京「マジか!その後の人生〜あの栄光を掴んだ21人!今を大追跡SP〜」(火曜後6・55)に出演。29歳で引退した理由と現在の生活について明かした。

 名門・帝京高校で1年時からエースナンバー10を背負い「天才」と呼ばれた礒貝さん。独創性にあふれるプレーで一躍脚光を浴び東海大学を中退後、JリーグのG大阪に入団。各年代の日本代表にも選出されるなど輝かしいキャリアを積んだ。年俸8000万円を稼ぐなどトッププレーヤーとなったが、29歳で突然引退する。「給料に見合うプレーができなくなってしまった」と自身の限界を感じて引退したと理由を説明した。

 引退後はプロゴルファーに驚異の転身。持ち前の運動神経で難関プロテストに一発合格したが、ゴルフのツアーでは活躍できず「(獲得賞金は)ほとんどなかった」という。

 現在は独身で、友人の一軒家を間借りして生活。仕事は高校時代の同級生が棟梁を務める現場で大工の見習いをしている。日給6000円だが「ものづくり」に興味を持った礒貝さんは、自分のためではなく人のために働きたいと日々の仕事に励んでいる。現役引退後は体重が増えて今は110キロ。大工仕事は身に堪えるが「(人生)浮き沈みしていると思っているのは周り。ただ好きなことだけやって笑って生きていきたい」と語った。

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