砂川さん無念、妻・大山への思い「病気の君を置いて先には死ねない」

[ 2017年7月18日 13:10 ]

砂川啓介さん=2015年10月撮影
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 認知症の妻で声優の大山のぶ代(83)を献身的に介護しながら、大山よりも先に旅立った砂川さん。15年5月に発売した著書「娘になった妻、のぶ代へ」では、介護日記を公開していたほか、“老々介護”を通じて生まれた大山との新たな絆についてつづっていた。

 著書では、壮絶な介護生活を公表。大山が、長年務めた国民的アニメ「ドラえもん」のことも分からなくなっていることや、徘徊、幻覚、排せつなど介護の現実を赤裸々に告白。「ペコ(大山のぶ代)を道連れに死んでしまったほうがラクなのかもしれない…」などと記していた。

 また、夫婦対談も掲載し「病気の君を置いて先には死ねないよ」と言う砂川さんに、大山が「啓介さん、ずっと一緒にいましょうね」と返答。介護生活を通じて生まれた新たな心の結びつきについても明かしていた。

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