珠城りょう主演「All for One」開幕「今の月組だからこそ、この公演が成り立った」

[ 2017年7月14日 20:30 ]

「三銃士」のダルタニアンを熱演する宝塚歌劇団月組トップスター珠城りょう
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 宝塚歌劇団・月組トップスター珠城(たまき)りょう主演のアクション・ロマネスク「All for One」が14日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

 同作はアレクサンドル・デュマの「三銃士」をベースにしたオリジナルで、珠城が剣の名士ダルタニアンを好演。トップ娘役の愛希(まなき)れいかが、太陽王と呼ばれたフランスのルイ14世を演じることでも話題で、実はルイ14世が女性だった…という奇想天外な物語。元男役だった愛希だからこそ実現した配役で、演出の小池修一郎氏も「今の月組だからこそ、この公演が成り立った」と胸を張った。

 さらに、故・夏目雅子さんの姪で入団4年目の風間柚乃(かざま・ゆの)がストーリーの重要なカギを握る役に抜てきされた。演出の小池氏も「安定した演技力で、地に足のついたタイプ。物語と同じく“将来が楽しみですね”という感じでこの役に抜てきした」と実力を評価していた。

 公演は8月14日まで。東京公演は9月1日〜10月8日。

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