北乃きい&吉沢亮「銀魂」ドラマへの思い激白、ミツバ篇は「一番切ないストーリー」

[ 2017年7月14日 08:00 ]

「銀魂」オリジナルドラマでミツバを演じる北乃きいと沖田総悟役の吉沢亮
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 14日公開の人気コミック実写映画「銀魂(ぎんたま)」(監督福田雄一)のオリジナルドラマが映像配信サービス「dTV」で公開される(7月15日から全3話を一挙配信)。ドラマ内容は原作ファンの支持率が高いエピソード「ミツバ篇」で、ヒロイン・ミツバ役を演じる女優・北乃きい(26)と、沖田総悟役の吉沢亮(23)がインタビューで作品への思いを語った。

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中のSF時代劇で、小栗旬(34)が主演のアクションエンターテインメント。「dTV」で配信するオリジナルドラマは、柳楽優弥(27)、吉沢、中村勘九郎(35)演じる真撰組による銀魂随一の感動物語。江戸の治安を預かる真選組の沖田の姉・ミツバを巡る陰謀と、そこに立ち向かう真選組の活躍を描く。

――北乃さんはオリジナルドラマキャストとして出演しますが、劇場版と同じスタッフやキャストの中に入るときの心境はいかがでしたか?

北乃「疎外感を感じずに参加できました。ただ、喫茶店のシーンで宇宙人の天人(あまんと)がいっぱいいたのですが、吉沢さんをはじめ、みなさんスルーしていて。私は初めて見たのでキョロキョロしちゃいました。“アレ凄い!”みたいな思いを共有できなかったのは少し寂しかったですね」

吉沢「僕も思っていました。劇場版で天人が出てくるシーンはあまりなかったので、あの空間を天人(宇宙人)が埋め尽くしている感じはなくて」

北乃「ひょっとこみたいなキャラもいましたよね(笑い)。驚きを共有したかったです」

――沖田総悟はミツバにはデレデレですが、普段はドSなキャラ。どのような気持ちで演じましたか。

吉沢「最初は凄く緊張したのですが、北乃さんのおかげで、リラックスしながらできた。すごくやりやすかったです」

――ドSなキャラですが、吉沢さんにもSっ気はありますか?

吉沢「どっちかといったらSですね(笑い)。ですから、楽しんでやってました。でも意外とそこまで“ドSドS”と言われる程、ドSなシーンはなくて…」

――北乃さんが演じるミツバも少しSっ気がありますが、ご自身はどうですか?

北乃「うーん。Sかなぁ」

――撮影現場での裏話を教えてください。

吉沢「剣の練習中に、柳楽さんの頭に思いっきり当たっちゃったことがあって。“全然大丈夫だよ”と言われたのですが」

北乃「笑ってそうですね(笑い)」

吉沢「でも、大丈夫なはずがないんです!本当にフルスイングだったので(笑い)。冷や汗がやばかったです。距離感とか、お互いの呼吸を合わせることが大事だと思いました。喫茶店のシーンでは僕が“坂田くんじゃないかー”のときに間違えて“沖田くんじゃないかー”と言ってしまった。そのときに“あ、すいません、沖田君は僕でした〜”と言ったら、監督に“今のは続けたほうがおもしろいよ〜”て言われてしまって(笑い)」

北乃「怖い〜!」

吉沢「あれは結構怖い瞬間でした。監督が怒ってる感じでもなく、冷たい感じだったので」

北乃「現場で起きたことをすべて活かして素材にしていきますよね!普通だとNGのところだけど“使われてる!”ってなることがあります」

吉沢「気付いたら本気で笑っている顔が使われていたりするので、それはちょっと怖いです!」

――イチオシのシーンは?

北乃「柳楽さん演じる“土方”がカッコいいと思います。クールだけど、好きになった女性のために、その人の幸せを一番に願うシーンがいいなって」

――原作ファンにも人気の場面ですね。セリフも人気のシーンです。

吉沢「劇場版『銀魂』でも、dTVオリジナルドラマでも、“土方”が一番格好いいし男前ですよね」

――今後、演じる機会があったら、土方を演じたいですか?

吉沢「もうちょっと歳を重ねてからですかね(笑い)」

――視聴者へメッセージをお願いします。

吉沢「原作を読んで泣いてしまうくらい今作のミツバ編は泣けますし、物語がしっかりしているので、凄く濃密な時間になっていると思います。ストーリー自体を楽しんでいただきつつ、劇場版にはなかった、沖田の本気の殺陣を見てほしいです!」

北乃「銀魂のなかでも一番切ないストーリーです。作品ではあまりない“切なさ”と銀魂ならではの“ユーモア”がたくさん詰まっているので、そこに注目してほしいです。また“原作を読んだことないから”と躊躇(ちゅうちょ)せず、初めてご覧になる方にも楽しんでいただける内容になっていると思いますので、ぜひ楽しんで見て頂きたいです!」

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