渡辺直美 “逃げ恥枠”主演も重圧なし「どっちに転んでも面白い」

[ 2017年5月17日 08:35 ]

TBSドラマ「カンナさーん!」に主演する渡辺直美
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 テレビ、CM、イベントに引っ張りダコのお笑いタレント渡辺直美(29)。今度は7月にスタートするTBSドラマ「カンナさーん!」に主演することになった。深夜ドラマや映画で演技経験はこれまでもあるが、今回の放送枠は火曜午後10時。局として力の入るゴールデン・プライム帯(午後7〜11時)のドラマということで、渡辺の起用がどんな結果をもたらすかに注目している。

 TBSのこのドラマ枠は14年4月に設けられた。1作目の「なるようになるさ。」の舘ひろしを除いて、これまでの12作すべての主演は女優。週末の半ばで少し疲れてくる火曜日ということもあるため、女性を元気づけて「明日も頑張ろう!」と思わせるストーリーが多いことが特徴だ。「カンナさーん!」も何が起きても前向きに生きていくパワフルな母親の奮闘記だ。

 そして、現在この枠は高評価の作品が続いている。新垣結衣と星野源が共演した昨年10月期の「逃げるは恥だが役に立つ」は説明不要のヒット作。今年1月期の「カルテット」も脚本家坂元裕二氏による緻密な会話劇が好評だった。現在放送中の波瑠が主演する「あなたのことはそれほど」も、東出昌大の怪演っぷりが話題になっている。

 その流れで渡辺の起用。本人に話を聞くと「よく私を選んだな。TBSさんも挑戦してんだな〜と思った」と驚いていた。プレッシャーはもちろんあるが、「どっちに転んでも面白いと思うんですよ。ダメでも。ダメだったらみんなで笑えばいいんですよ。ほかにも豪華な共演者の方がいらっしゃるので、うまく責任を押しつけていきたい」と笑い飛ばしていた。

 リーダー的ポジションは好まない。「座長って言葉が昔から苦手で。昔から副部長的な位置が好きなんです。責任はないけど、上から言えるから」と冗談交じりに明かした。ところが、気付くと座長的ポジションにいることが多いという。「中学の部活で部長をやって、アルバイトでもバイトリーダーで全員のシフト作ったり、金庫のお金を預かったり、そういう責任感ある仕事やること多かった」と話していた。自分は好きじゃなくても、しっくりくるポジションかもしれない。ドラマの主演と比較するレベルの話ではないが…。

 撮影は6月から8月。ロケも多くなるため、心配なことは夏バテ。食欲不振で痩せてしまわないか心配だが、渡辺は「そこはケータリングでしっかり守っていただきたい。美味しいご飯をお願いします」とスタッフをチラリ。体形の変化もしっかり見届けていきたい。(記者コラム)

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2017年5月17日のニュース