ピース又吉、綾部は「今月か来月に拠点移す」 NYで初夏から本格始動

[ 2017年5月11日 14:25 ]

小説「劇場」お渡し会の前に会見を行った又吉直樹
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 お笑いコンビ・ピースの又吉直樹(36)が11日、都内で行われた小説「劇場」(新潮社)発売記者会見に出席。4月上旬に一度渡米し、現在一時帰国しているという相方の綾部祐二(39)の近況を明かした。

 又吉は、綾部と「このあいだ連絡とった」と明かし、「もうそろそろ、向こうで生活する基盤を作って、本格的に今月、来月には拠点を移すことになりますね」と告白。綾部は、当初4月から活動拠点をニューヨークに移すと公表していたが、初夏からの本格始動になりそうだ。

 新作の小説も注目される又吉だが、報道陣にさらなる“コンビ格差”を心配されたが「(綾部は)ニューヨークにいて、僕よりスケールのでかいことをしている。そんなこと綾部は気にしないと思う」ときっぱり。ハリウッド進出という野望に「僕こそ、綾部氏に期待している。すごく楽しみ」と海の向こうでの成功を祈った。

 新作「劇場」は又吉にとって初の恋愛小説。劇団を立ち上げた男・永田と、女優を夢見る女子大生・沙希の不器用な恋を描く。又吉が一昨年に芥川賞を受賞したとあって、掲載文芸誌「新潮」4月号は平成以降最高部数となる5万部を発行するも、完売。きょう発売の単行本は初版30万部での発行となり、新潮社にとって村上春樹氏に次いで歴代2番目の部数となる。

 又吉は「書いた人間としてうれしい。多くの人に手にとってほしい」といい、「自分の本が発売される日は朝から妙な緊張感とうれしさがある。ドキドキしたが(書店で)看板を立ててくれたり、大きく扱ってくれたので心強い」と語った。恋愛を扱った作品となるが、自身の経験が含まれているのかと聞かれると「僕の話ですと言ったら嘘になるが、自分の経験とか見てきたものは入っている」と曖昧に回答。早くも次回作の話題となると「小説は自由度が高いので色んなものを表現できる。継続してやっていきたい。今年すぐ書き始めるのかわからないけど、必ず書きたい」と意欲的に話した。

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2017年5月11日のニュース