サプライズかと思いきや…まったく盛り上がらなかった紅白会見

[ 2016年11月27日 09:05 ]

AKB48グループの紅白選抜の企画を聞き驚く(左から)川本紗矢、入山杏奈、北原里英、渡辺麻友、横山由依
Photo By スポニチ

 今年もNHK紅白歌合戦の出場歌手が発表された。24日に行われた初出場発表会見には、10組中6組の出場者が登場。ただ、この会見がまったく盛り上がらなかった。

 出場者が1組ずつあいさつをした後、報道陣からの質疑応答があったが、わずか3問で打ち切られた。時間の都合もあるだろうが、「紅白で楽しみにしていることは」などとありきたりな質問が多く、出場者から面白いコメントがあまり引き出せていなかった。

 「面白い記事が作れないな…」なんて思っていると、総合司会の武田真一アナウンサーが「まだこれで終わりじゃありません。この方たちの登場です!」とあおり出した。誰が登場するのか?記者たちは色めき立った。宇多田ヒカルか?SMAPか?もしくはそれ以外の隠し玉か?高揚感が記者席に充満した。

 そんな時に登場したのはAKB48。紅白版の総選挙を開催するという企画の発表だった。企画そのものは面白いものだったが、毎年出場しているので驚きはない。彼女たちには何の罪もないのだが、記者席は驚きのなさに逆にあっけに取られてしまった。

 寂しかったのは、欠席が4組いたこと。ロンドン在住の宇多田をはじめ、大竹しのぶ、THE YELLOW MONKEY、、RADWIMPSが欠席。目玉となる宇多田はもちろん、アニメ映画「君の名は。」の音楽を担当して日本中を感動させたRADのメンバーの声が聴きたかった。

 そして、もうひとつ感じたこと。会見場にいる人の数が少なかった。例年はレコード会社や芸能事務所のプロモーターで後方まで人であふれている。彼らは自社の歌手の資料を配ったり、今年どんな活動をしてきたかをアピールしたりとせっせこ動く。だが、今年はそうした動きを見せる人が少なかった。今年の紅白、大丈夫だろうか。

続きを表示

2016年11月27日のニュース