日本勢、アニー賞逃す　高畑監督に功労賞　作品賞は「インサイド…」

　「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれるアニー賞（国際アニメ映画協会主催）の発表・授賞式が６日、米ロサンゼルスで行われた。米林宏昌監督のスタジオジブリ作品「思い出のマーニー」や細田守監督の「バケモノの子」がノミネートされていたが、いずれも受賞を逃した。

　ピクサーの「インサイド・ヘッド」が作品賞など最多の１０部門で受賞した。

　アニメ界への長年の貢献をたたえる功労賞「ウィンザー・マッケイ賞」がアニメ映画監督の高畑勲さん（８０）に授与された。高畑さんは欠席したが、代理を通じ「そうそうたる受賞者の中のささやかな一員になれたことは光栄で大きな喜び」とし、「私の業績は、長年共に作品を作ってきた才能あるアーティストたちによって築き上げられたもの。彼らに心からお礼を言いたい」と表明した。（共同）