ビオラ・デービス　エミー賞で黒人女性初の主演女優賞

　米テレビ界の作品を対象にした第６７回エミー賞が２０日、ロサンゼルスで発表され、連続ドラマ部門の主演女優賞に黒人女性としては初となるビオラ・デービスを選んだ。

　ＡＢＣの司法ドラマ「ハウ・トゥー・ゲット・アウェー・ウィズ・マーダー」で、法律家の役を務めた。大きな瞳の印象が強いデービスさんは授賞式で、奴隷解放運動家の言葉を引用し「この一線を越えられるとは思っていなかった」と語った。

　連続ドラマ部門の最優秀賞は架空の大陸を舞台にした覇権争いを描く「ゲーム・オブ・スローンズ」（ＨＢＯ）が選ばれ、監督賞や脚本賞も受賞した。連続コメディー部門の最優秀賞は、ワシントンの政治を題材にした「ビープ」（ＨＢＯ）が獲得した。（共同）