ミッツ「そっちのほうが稼げるなら…」女装家廃業も

[ 2015年4月9日 16:03 ]

自叙伝「うらやましい人生」刊行記念写真展で囲み取材に応じたミッツ・マングローブ

 女装家でタレントのミッツ・マングローブ(39)が9日、東京・表参道のプロモ・アルテギャラリーにて初の自叙伝「うらやましい人生」(10日発売)の刊行を記念して写真展(14日まで)の取材会を開催。今後の女装家廃業の可能性を否定しなかった。

 自叙伝は40歳の誕生日に発売となる。「人生の節目的なものがつけづらい人生を送ってしまっているので、あえて40という切りのいい数字の時に、自分の中に年齢を刻んでみようという一貫で本を書いてみようかなと」と出版の経緯を説明。40年間を振り返り、「十分はみ出しているということはちゃんと自覚した上で、だけど、粛々と生きてきたんです」。誕生日当日も「割りとのんびり過ごせるので粛々と」と平穏な日々を強調した。

 内容については「私のくだらない40年間の恩着せがましい人生が詰まっています」としつつも「私も読んでないのでわからないです」とニヤリ。はやりのゴーストライターでは?との質問には「たぶん違うと思うんですけどね。結構大変だったので、自分で書いたものなんですけどね」と笑った。

 著書には少年時代など男・徳光修平(本名)としての姿も掲載。「素顔で歩いていても、バレるのよ」と首をひねり、「毎朝、2時間かけてこの顔作ってるのに、あんまり変わらないのよ。子どもの頃から変わらない。鼻が特徴的だったりするもんだからね」。一部では整形疑惑もあるが、「(整形は)まだ違うのよ。なのに、整形って言われ続けて、最近では整形失敗とまで言われてすごいんですよね」と笑い飛ばした。

 40歳という節目を迎え「20代から突然変異でもう1つの人生をまい進してきてしまったので、置き去りになってしまった徳光周平としての人生がある。やり残したことを片さないとなと。もう残りの人生なのかな」としみじみ。

 「(男に戻るのは)年に何回か。もはや化粧をとっても男にも戻らない状況」としながらも、今後、女装をやめるという選択肢については「やめた先に何か商品価値があるってわかって、そっちのほうが稼げるならやめるかも」と女装家廃業の可能性を否定せず。「これ以上、エゴを貫き通して生きているのもしんどい。世間さま次第です。男の私に黄色い声援が飛ぶんだったら野郎でいってもいい。それも新しいかもしれない」と続けた。

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