小山三さん通夜 勘九郎、七之助しのぶ「美への意識凄かった」

[ 2015年4月9日 06:28 ]

中村小山三さんの通夜で質問に答える中村七之助(左)と中村勘九郎

 現役最高齢の歌舞伎俳優で、6日に94歳で死去した中村小山三(なかむら・こさんざ、本名・福井貞雄)さんの通夜が8日、東京都中野区の宝仙寺で営まれた。

 遺影は2011年5月に明治座で撮影された一枚が使われた。棺の中には、信頼を寄せられていた十七世、十八世中村勘三郎さんの写真とともに、毎日抱いて寝ていたというパグ犬のぬいぐるみが3つ入れられた。喪主の中村勘九郎(33)、七之助(31)兄弟は「亡くなるとき口を開けていたが、最後は自力で閉めた。美への意識は最後まで凄かった」と話した。戒名は「春雷院鳳舞山翁居士」(しゅんらいいんほうぶさんおうこじ)」。葬儀・告別式は9日同所で。

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