獅童 石田卓也の方が「ええ男」も小西真奈美の感涙にもらい泣き

[ 2015年2月28日 15:01 ]

映画「振り子」初日舞台あいさつで感極まる小西真奈美と獅童、手前は藤田彩華

 歌舞伎俳優の中村獅童(42)と女優の小西真奈美(36)が28日、夫婦役で主演した映画「振り子」(監督竹永典弘)の初日舞台あいさつを東京・角川シネマ新宿で行った。

 お笑いタレント・鉄拳(42)のパラパラ漫画が原作で、獅童は病気の妻に支えられ生きる望みを見いだしていく夫という役どころ。出演依頼を受けたのは一昨年12月に母・小川陽子さんが亡くなった直後で、「亡くなる3日前に親子ゲンカをして、謝らなければと思っていたら亡くなってしまった。取り戻せない時間のことなどを考えている時だったので運命的なものを感じた」としみじみ振り返った。

 だが、小西の父親役の板尾創路(51)が、獅童の高校生時代を演じた石田卓也(28)について「昔の方がええ男やったかな」と批評。獅童は苦笑いしつつ、「歌舞伎をやっている時、楽屋にチラシを置いていたら、(市川)海老蔵くんが入ってきて、(2人の写真を見比べ)“全然違うじゃん。こっち(石田)の方がいい男じゃん”と言ってきた。あいつ、本当、ハラ立つわあ」と自ちょう気味に明かした。

 それでも、小西が「ようやく初日を迎えられ、これだけたくさんの方に…」と言って感極まると、獅童も「移っちゃった」ともらい泣き。「僕たちの愛情が詰まった作品。ひとつの作品として我々の手は離れ旅立っていくと思うと胸がいっぱい。宣伝費がないんです。皆さんに何とか育ててほしい」と照れを隠しながら訴えていた。

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