邦人人質事件連想…「ビッグ」CM取りやめ 「ミルキィホームズ」も

[ 2015年1月31日 05:30 ]

西島秀俊

 俳優の西島秀俊(43)らを起用したサッカーくじ「10億円ビッグ」のテレビCMに、過激派「イスラム国」とみられるグループによる邦人人質事件を連想させる人名やせりふが含まれていたとして、くじを運営する日本スポーツ振興センター(JSC)が28日に放送を取りやめたことが30日、分かった。

 JSCによると、10日から放送していたCMには、人質となっている後藤健二さんと同じ読みの「五島」という人物が登場するほか「締め切り迫る」「10億だか何だか知らないけど、かかわりたくないです」と事件を連想しかねない言葉も入っていたため、打ち切りを決めたという。担当者は「すべてたまたまだが情勢に配慮した」と語った。

 くじは31日午後7時まで販売される。

 また、東京MXテレビなどで放送されているアニメ「探偵歌劇 ミルキィホームズ TD」の製作委員会は30日、「身代金」などの言葉が登場し、邦人人質事件のパロディーと思われる恐れがあるとして、第5話の放送を見合わせることを発表した。同委員会によると、放送には「身代金」や「誘拐」という言葉が登場するため、「ギャグアニメだが、事件のパロディーと思われるとよくない」と判断したという。代わりに第1話が再放送される。

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2015年1月31日のニュース