仲代達矢 82歳でますますどん欲「多少マゾなんでしょうね」

[ 2015年1月31日 13:54 ]

ドキュメンタリー映画「仲代達矢『役者』を生きる」初日舞台挨拶に登場した仲代達矢

 俳優・仲代達矢(82)が31日、自身のドキュメンタリー映画「仲代達矢『役者』を生きる」(監督稲塚秀孝)が初日を迎えた東京・渋谷ユーロスペースで舞台挨拶を行った。

 主宰する無名塾公演「ロミオとジュリエット」や、1960年にフランスで見て以来念願だったという不条理劇「授業」の稽古場や楽屋などでの姿を追った作品。仲代は「役者は苦労を見せる必要はなくて、でき上がったものが勝負だけれど、稲塚監督が知らないうちに撮っていたからしようがない。ちょっと恥ずかしい気もしますが、1人の俳優の生きざまというか、こういう役者がいたんだということを見てもらえれば。ひとつの財産ができた」と自ちょうを交え話した。

 かねて「役者に引退はない」と公言しており、「残念なことに、やりたい作品が30本くらいある」と、既に3年先までの予定を立てているという。「前と違う作品をやりたいという欲望があって、悪い癖なんです。年食ってんのに、しんどいことをやろうとしているのだから、多少マゾなんでしょうね」と、さらなる意欲を見せていた。

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2015年1月31日のニュース