雁屋哲氏「美味しんぼ『鼻血問題』に答える」2月発売「私の真意」

[ 2015年1月31日 10:53 ]

雁屋哲氏著「美味しんぼ『鼻血問題』に答える」の表紙(C)遊幻舎

 東京電力福島第1原発を訪れた主人公が鼻血を出す描写などが議論になった漫画「美味しんぼ」の原作者・雁屋哲氏(73)が30日、自身のブログを更新。一連の問題に対する自身の見解をまとめた著書「美味しんぼ『鼻血問題』に答える」(遊幻舎)が2月に発売されることを発表した。

 遊幻舎の公式サイトによると、発行日は2月10日。雁屋氏は「最初は1月中のはずだったのだが、私の原稿が遅れたことで、結局2月になってしまった。大方の書店には2月2日に並ぶはずだ」としている。

 表紙には「何度でも言おう。『今の福島の環境なら、鼻血が出る人はいる』 これは“風評”ではない。“事実”である」のコピー。262ページで「なぜ、私はこの本を書いたのか」「安全の定義」「『鼻血問題』への反論」「福島を歩く」「福島第一原発を見る」「内部被曝と低線量被曝について」「福島の人たちよ、逃げる勇気を」の7章からなる。

 雁屋氏は「『鼻血』問題についての私の意見も、小出しにしていては、なかなか全体がつかめない。この本を読んでいただければ、私の真意をご理解いただけると思う」としている。

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