エボラ救済へ、新バンド・エイド ゲルドフ再び!U2ボノら結集

[ 2014年11月12日 05:30 ]

ロンドンで新バンド・エイドについて記者団に語るボブ・ゲルドフ氏(右)とミッジ・ユーロ氏

 アイルランド出身のロック歌手、ボブ・ゲルドフ(63)が10日、英ロンドンで記者会見し、エボラ出血熱の被害に苦しむアフリカの人々を助けるため「新バンド・エイド」による新曲を発売すると発表した。

 「バンド・エイド」は1984年、アフリカ東部エチオピアの飢餓救済募金を目的にゲルドフらによって臨時結成された。U2、ポール・マッカートニーらが参加し、レコーディングした「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス?」は世界的に大ヒット。BBCニュースなどによれば、当時、イギリス国内で370万枚を売り上げ、800万ポンド(約14億5000万円)が集まった。

 この活動に刺激を受け、翌85年にはアメリカで「USAフォー・アフリカ」プロジェクトが立ち上がり、マイケル・ジャクソンさんらが参加し「ウィー・アー・ザ・ワールド」が生まれた。

 新バンドには、人気グループのワン・ダイレクションやU2のボノらが名を連ねる。「ドゥ・ゼイ…」の歌詞をエボラ被害にあわせた形にし、新バージョンにするとみられる。会見でゲルドフは「エボラ出血熱は人々のふれあいを不可能にするという点で壊滅的な病気だ」と語った。収録は今月15日で、17日からオンラインで楽曲ダウンロードが可能になる。

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2014年11月12日のニュース