竹内結子 舞台初挑戦は「エベレスト」三谷氏は全幅の信頼

[ 2014年2月6日 19:09 ]

三谷幸喜氏脚本・演出の「君となら」で舞台に初挑戦する竹内結子

 女優の竹内結子(33)がデビュー18年目にして舞台に初挑戦する。ヒットメーカー・三谷幸喜氏(52)脚本・演出による「君となら」で、8~9月に東京・パルコ劇場で上演される。

 1995年に斉藤由貴(47)主演で初演され、97年に再演。今回は17年ぶりの上演となる。もし娘の恋人が父親以上に年齢だったら…。そして、その彼が突如、家を訪ねてきたら…。ウソがウソを呼ぶ抱腹絶倒のホームコメディー。

 竹内は70歳の恋人を持つヒロイン・小磯あゆみ役。「『初舞台』。私にもその機会が訪れたこと、本当にうてしいです。そして正直とても怖いです。ですが、三谷さんとなら、この恐怖を乗り越えられると信じて飛び込もうと思います」と喜びと不安が入り交じった弁。

 三谷氏が監督・脚本を務めたWOWOWドラマ「大空港2013」(昨年12月放送)に主演。100分間カメラを一度も止めないワンシーンワンカット作品で「監督はお芝居を常に新鮮な気持ちで演じてもらうためにと日々台本のあちこちにアドリブを投下されるのですが、仕掛ける当人しかそのことを知らされないため、私にとってはどんなに台本を頭に入れても、いつどこで何が起こるか分からないスリルと格闘し続けた90分間はジェットコースターのようでした。それが楽しくなかったわけではありません」と振り返る。

 昨年12月の完成披露試写会で、撮影前日に後半の台本が届き「ホテルの部屋で泣きながら覚えてました」と苦労を口にしていたが「終えてみれば、本当に日々新鮮な感情でいられたし、今日も予想外の何かが起こるだろうという現場の緊張感も素敵だなと感じました。これよりもっと長い舞台にいつか立ってみたいという欲も芽生えました」という。

 「目の前に突然、キリマンジャロかエベレストが立ちはだかり、監督が『さあ、登ってみましょうか』と、ささやいているような感覚です」と例え「未知の領域をどう進めばよいか、とにかく全力で取り組むしかないと思っております」と意気込んでいる。

 三谷氏は「去年、ドラマでご一緒して、竹内結子さんは舞台向きだと確信しました。集中力、クソ度胸、そして立ち姿の美しさ。どれもが舞台女優に欠かせない条件です」と全幅の信頼を寄せている。

 小磯家の父・母・次女、ヒロインの恋人などの配役は後日発表される。

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2014年2月6日のニュース