佐村河内氏が明かしていた作曲法 絶対音感頼りに「穴倉」で…

[ 2014年2月6日 05:51 ]

佐村河内守氏

 代表作「交響曲第1番 HIROSHIMA」などが別の人物による作曲だったことが判明した佐村河内氏は、作曲法も独特とされる。

 過去のインタビューなどによると、「穴倉」と呼ぶ自宅マンションの一室に、小さなランプをつけて、瞑想(めいそう)するように鎮座。斜め上を向き、音が響いてくるのをじっと待つ。「僕の心の空の上には、いつも岩のようなノイズの壁がある。その壁は降りて来ようとする音を遮っているが、岩にも割れ目や隙間があって、意識を集中すると音がそこから降りて来ようとする。僕にとっての作曲のイメージは、その音をこぼさないように受け取ること」と話していた。10代からの訓練で習得した「絶対音感」を頼りにしているとも明かしていた。

 公式サイトなどによると、高校生のころから聴覚障害に苦しみ、30代半ばで全く聞こえなくなった。このころから、映画やゲームの音楽で頭角を現した。CDで演奏を担当した東京交響楽団の関係者も驚いており、「事実だとしたら、とても残念です」と話した。

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2014年2月6日のニュース