自宅で倒れていた 作家の辺見じゅんさん死去 角川春樹氏らの姉

[ 2011年9月22日 10:46 ]

 「男たちの大和」などで知られる作家で歌人の辺見じゅん(へんみ・じゅん、本名清水真弓=しみず・まゆみ)さんが東京都武蔵野市の自宅で死去したことが22日分かった。72歳。富山市出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。

 近年体調を崩していたという。21日朝、自宅で倒れているのが見つかった。

 角川書店創立者の角川源義氏の長女。角川春樹事務所会長兼社長の春樹氏、角川グループホールディングス会長の歴彦氏は弟。

 1984年、旧日本軍の戦艦大和の生存者、遺族を描いた「男たちの大和」で新田次郎文学賞を受賞。作品はその後映画化された。「収容所から来た遺書」で90年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。

 2002年からは出版社「幻戯書房」の社長も務めた。

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2011年9月22日のニュース